ソニーとクランチロールが配給するアニメ映画『チェンソーマン – The Movie: レゼ編』が、世界興行収入で1億ドルの大台を突破した。10月26日までの週末興行を経て、全世界での累計興行収入は1億800万ドルに達している。
目次
北米公開が好調、世界興収を押し上げ
『チェンソーマン レゼ編』は、すでに国際市場(北米を除く海外)で公開されていたが、今週末(10月24日~26日)から新たに北米の劇場が加わった。この週末において、ソニーが配給する海外46市場で新たに1,470万ドルを記録した。
吉原達矢氏が監督を務める本作は、日本国内では東宝が配給している。ソニー配給分(日本を除く)の累計興行収入は、全世界で6,040万ドル(内訳:海外4,310万ドル、北米1,725万ドル)に達した。
特にヨーロッパとラテンアメリカで好調な推移を見せており、韓国市場も引き続き強い支持を集め、同国での累計興収は1,880万ドルに達している。
『ワン・バトル・アフター・アナザー』も興収1.8億ドルと好調維持
今週末の興行では、他の作品も注目を集めている。ポール・トーマス・アンダーソン監督作で批評家からの評価も高い『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、今週末も好調を維持した。海外76市場で新たに800万ドルを稼ぎ出し、海外累計は1億1,420万ドル、全世界の累計興収は1億8,000万ドルに達した。
『ブラックフォン 2』は全世界で8,000万ドル超え
ブラムハウスとユニバーサルが手がける『ブラックフォン 2』は、公開2週末目で海外1,050万ドルを追加した。これにより、海外74市場での累計は3,140万ドル、全世界累計は8,040万ドルとなった。
特にメキシコ市場が好調(累計780万ドル)で、『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』や『Smile 2』などの生涯興収をすでに超えている。日本と韓国での公開はこれからとなる。
その他、注目の新作と既存作品の興行成績
パラマウント配給の新作『Regretting You』は、最初の43市場で1,000万ドルのデビューを飾った。
ブルース・スプリングスティーンの伝記映画である20世紀/ディズニーの『Springsteen: Deliver Me From Nowhere』は、海外28市場で700万ドル、全世界で1,610万ドルの滑り出しとなった。
その他の主な作品の全世界累計興行収入は以下の通り。
- 『トロン:アレス』(ディズニー): 1億2,340万ドル
- 『Gabby’s Dollhouse: The Movie』(ユニバーサル): 6,760万ドル
- 『死霊館 最後の儀式』(ワーナー・ブラザース): 4億8,680万ドル
- 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(ソニー/クランチロール): 6億6,680万ドル(日本含む)

