映画レーベルNOTHING NEW(代表:林健太郎)は11月17日、初のオリジナル劇場長編アニメーション作品『我々は宇宙人』の制作を発表した。あわせて、ティザーポスターとティザー映像も解禁された。本作は2026年の完成・公開を目指して制作中である。

目次
30年にわたる友情とすれ違いの物語
本作『我々は宇宙人』は、小学三年生の夏に出会った内気な少年「つばさ」とクラスの人気者「暁太郎」の物語である。ふたりは親友となるが、やがて小さなすれ違いから異なる人生を歩み始める。
30年という長い月日の中で、忘れたい記憶と忘れられない想いが交差する、懐かしくももどかしい友情の物語が描かれる。
監督はYOASOBI「優しい彗星」MVの門脇康平
企画・脚本・監督・絵コンテ・編集は、1996年生まれのアニメーション作家、門脇康平氏が務める。門脇監督は、実写素材や立体のマテリアルを融合させる独特の映像スタイルを持ち、代表作にYOASOBI『優しい彗星』Official Music Videoなどがある。
制作はNOTHING NEWが担当し、フランスのMIYU PRODUCTIONが共同製作として参加する。
Ayase(YOASOBI)ら各界から応援コメント到着
本作の制作発表にあたり、アーティストのAyase氏をはじめ、門脇監督やNOTHING NEWと縁のある各界の著名人から応援コメントが寄せられた。
Ayase(アーティスト)
門脇氏との出会いを振り返り、「作品のかっこよさやクオリティはさることながら、MVを制作する際の楽曲やアーティストに対する向き合い方はリスペクトに溢れ、とても情熱的で真っ直ぐでした」とコメント。「彼の作品の一ファンとして完成がとても楽しみです」と期待を寄せた。
他にも、株式会社ミュージックレイン代表取締役の屋代陽平氏、ぴあフィルムフェスティバルディレクターの荒木啓子氏、映画プロデューサーの山内章弘氏、MOTION GALLERY代表の大高健志氏らから、門脇監督と林代表の挑戦への熱い応援メッセージが届いている。
門脇康平監督「自分の人生を肯定できるような作品を」
門脇監督は、「5年前から地道に作り続けている作品の完成がやっと見えてきた」と喜びを語る。「プロデューサーの林と二人、ここから先がどうなるかもわからない状態から」スタートし、多くの仲間に囲まれて原画の8割を描き終えた段階であると明かした。
また、「二人の少年の様子は、誰もが持つ“懐かしく、儚い”気持ちを呼び起こします。この作品を観てくださる方が、自分の人生を肯定できるような作品となることを目指しています」と作品に込めた思いを語った。
NOTHING NEW林代表「これまでに無い新しいアニメーション」
NOTHING NEW代表の林健太郎氏は、「お互いにアニメ映画制作の経験は無く、場所も金も無い。2人しかいない。それでもきっと作れるはずだ」と走り始めた3年半前を回顧。多くの協力者を得て完成が見えてきたとし、「部活動のような小さなチームですが、これまでに無い新しいアニメーションが出来つつあります。あの頃が忘れられない全ての人に、見ていただきたいです」と述べた。
制作支援のクラウドファンディングが開始
本作をより豊かな映像体験として完成させるため、11月17日よりクラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」にてプロジェクトがスタートした。
支援者へのリターンには、アフレコ台本、スタジオ見学権、先行試写会への招待、エンドロールへの名前掲載などが用意されている。「映画を『観る』だけでなく、『つくる過程から関わる』ことができる新しい試み」として、広く支援を呼びかけている。
- クラウドファンディング サイトページ: https://motion-gallery.net/projects/NOTHINGNEW_FILM_ANIME
作品概要
- タイトル: 我々は宇宙人 (読み:ワレワレハウチュウジン)
- 洋題: We Are Aliens(読み:ウィーアーエイリアンズ)
- 公開: 2026年予定
- 企画・脚本・監督・絵コンテ・編集: 門脇康平
- 共同製作: MIYU PRODUCTION
- 企画・製作・制作: NOTHING NEW
- 作品公式X: https://x.com/NN_animation
