株式会社ILLUMINUSは、アニメーション監督・幾原邦彦プロデュースによる朗読劇シリーズ「Reading in the dark」の第2弾、『愛の地獄変』(2025年12月4日〜12月7日/六行会ホール)の出演キャストビジュアルを公開した。
本作には、岡本信彦、村瀬歩、神尾晋一郎、堀江瞬、小林親弘、畠中祐、斉藤貴美子といった、現在のアニメ・声優界を牽引する豪華声優陣が集結。芥川龍之介の名作『地獄変』を原案に、幾原邦彦と脚本・演出の淡乃晶が再タッグを組み、独自の美意識で新たな「地獄」を描き出す。
光と影が織りなす緊張感、キャストビジュアル公開
今回公開されたビジュアルは、作品のコンセプトである「光と影のコントラスト」を強調し、各キャラクターの感情や関係性を象徴的に切り取ったものとなっている。
「Reading in the dark」シリーズは、視覚情報を極力制限し、暗闇の中で「声と音」を堪能させる演出が特徴だ。公開されたビジュアルは、その“見ることができない世界”を逆説的に提示するような仕上がりとなっており、朗読劇という枠を超えた体験型作品としての熱量が伝わってくる。
【公開されたキャストと配役】
男性声優陣が「愛姫」「幸姫」という女性役を演じる点にも注目が集まる。
「Reading in the dark」とは?聴覚で視る実験劇場
「Reading in the dark」は、幾原邦彦が朗読をベースに新たな表現に挑む実験的プロジェクトである。2024年10月に上演された第一弾『春琴の佐助』では、その没入感と斬新な表現手法が大きな話題を呼んだ。
第2弾となる本作『愛の地獄変』では、画師「愛姫」と、彼女を待ち続ける「幸姫」の物語を描く。暗闇の中で繰り広げられるのは、愛か、それとも地獄か。聴覚優位の環境下で、観客の想像力を極限まで刺激する。
総合演出・脚本:幾原邦彦コメント
本公演に向け、総合演出・脚本を務める幾原邦彦氏は以下のコメントを寄せている。
私たちは作劇者である。 そして…私たちは鬼だ。 鬼は地獄で生きている。 地獄とは何か。 表現者にとって地獄とは何か。 恋人たちにとって地獄とは何か。
Reading in the dark『愛の地獄変』。 これは私たち作劇者の物語であり、観劇者、つまり、あなたの物語でもある。
あなたと私たちは、この暗闇の地獄で彷徨い、傷つき、腐乱する。
公演概要・チケット情報
イクニプロデュース Reading in the dark『愛の地獄変』
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原案: 芥川龍之介『地獄変』より
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総合演出・脚本: 幾原邦彦
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脚本・演出: 淡乃晶
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日程: 2025年12月4日(木)〜12月7日(日)
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会場: 六行会ホール(東京都品川区北品川2-32-3)
【出演スケジュール】
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12月4日(木): 堀江瞬、小林親弘、斉藤貴美子
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12月5日(金): 村瀬歩、神尾晋一郎、斉藤貴美子
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12月6日(土): 岡本信彦、堀江瞬、斉藤貴美子
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12月7日(日): 神尾晋一郎、畠中祐、斉藤貴美子
【チケット料金】
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SS席(A列): 12,000円
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S席(B列-H列): 10,000円
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A席(I列以降): 9,000円
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特典チケット: +1,500円(キービジュアルA4クリアファイル、ポストカード2種セット)
チケットは現在、一般先着販売中である。詳細は公式販売ページおよび公式サイトを確認されたい。
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販売ページ: TicketMe イベントページ
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公式X: @Reading_ikuni








