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東映ヒーロー番組などでおきたセクハラ被害の会見に出席しました

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 弁護士JPで、元東映社員が番組制作の中でセクハラ被害にあい、労災認定を申請している件についての会見があったので、その会見内容について書きました。

 東映元社員「夢与える“ヒーロー番組”に誇り」も…“セクハラ被害”で労災申請 | 弁護士JPニュース

記事より抜粋します。

東映の元社員Aさんは、2019年4月に東映に入社。同年6月にテレビ企画制作部に配属され、同年から2021年にかけてセクハラ被害と過重労働被害により体調が悪化。2021年6月に休職し、7月に精神科で適応障害の診断を受けた。

Aさんは、2019年『死神遣いの事件帖』や2020年『相棒』の現場で過重労働を強いられた上、年長スタッフからしつこいLINEや現場で手を握られるなどのセクハラ被害も受けていたという。東映社内の相談窓口に相談するも不適切な対応が続いたとのこと。その後、2020年9月には『仮面ライダーリバイス』のアシスタント・プロデューサーに任命されたが、固定残業制の導入と常態化する長時間労働によって体調が悪化、2021年6月に休職を余儀なくされ、精神科を受診、適応障害の診断を受けた。診断では、すでに2020年2月7日の時点で希死念慮(強い感情を伴った自死に対する思考、観念が散発的に出現する状態)などの体調不良がでており、発症時期は診断前にさかのぼることになった。

発症時期である2020年2月7日までの1か月間の残業時間は休憩なしの計算で143時間を超え、朝の5時から深夜までの長時間就業が常態化している状態だったという。また、撮影所に近い30人ほどが暮らす“男子寮”に住まわされたが、女性が暮らしていることが周知されておらず、配慮のない状態で、心が休まる時間も取れなかったようだ。

 
 
結構な酷さです。労基署から是正勧告も出ていて、第三者調査委員会からもセクハラ認定されているんですが、東映から賠償も改善の提案もないという状態で、東映の対応はひどいですね。

 この東映元社員の方は、映像業界の良くない労働環境を変えたいと切に願って今回の行動を起こしています。訴訟は一応選択肢としては考えているけれども、それが第一ではなく、東映からの真摯な対応を待っているという状態です。東映はきちんと応じてほしいと思いますし、映像業界全体で本気で労働環境改善に取り組む仕組みを作らねばなりません。
 
 
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