リアルサウンド映画部に、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のヒット分析記事を書きました。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』ヒットの陰に“推し活”パワーあり？ 右肩上がりの興行を分析｜Real Sound｜リアルサウンド 映画部
右肩上がりの興行で異例のヒットとなった『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』ですが、その理由は主人公の二人の人気です。バディものとしたことで、相乗効果が出ているというか、水木と鬼太郎の父との関係性がヒットを牽引しているのは明らかです。
明らかに口コミによる成果であり、その主要因は女性ファンがおおく詰めかけていることにありますが、どうして、女性の口コミ力はこんなに高いのかなど分析しています。
内容的に素晴らしいのは大前提ですが、このヒットには現代の観客の動き方の典型的な反映があるように思います。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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参考
映画「ゲゲゲの謎」クチコミで異例のヒット 劇場でマンガ家が見た“女性に人気”の理由とは？：サダタローのゆるっとマンガ劇場（1/6 ページ） – ITmedia NEWS
なぜ沼る？映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は何がそんなに面白いのか｜シネマトゥデイ
なぜ鬼太郎がブーム？ – 鬼太郎の映画にたくさん女性客がいた| Q&A – @cosme(アットコスメ)
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一番多く情報収集を行っているXでは、「Xで検索する（男性41.2％、女性55.0％）」「Xで特定の有名人やブランドの投稿を閲覧する（男性26.1％、女性36.2％）」の割合が高くなりました。**特に20代以下の女性で「Xで検索する」と回答した人は58.7％と多く、この層へのXからのアプローチは十分に有効**だと考えられます。またアニメファンダムは、僅差ではありますがInstagramよりもYouTubeの方が比較的活用されています。特に20代以下の男女では「YouTubeで特定の有名人やブランドの動画投稿を閲覧する（33.3％）」「YouTubeで特定の有名人やブランドのShortsや切り抜き動画を閲覧する（25.7％）」と答えた人の割合が30代よりも目立って多く、20代にアプローチするルートとして有効であることがわかります。
20代以下の女性で比べてみると、Xの活用度合いが音楽ファンダムは48.1% 、アニメファンダムは37.3%と高い割合を占めました。
Intro
鬼太郎誕生が、右肩あがりの興行
興行収入は3週連続で前週比アップ、累計成績は興収11億5,000万円を突破した
公開第2週の週末11月24～26日の3日間の興行収入は、初週（11月17～19日）対比で106パーセント、第3週の12月1～3日は第2週比で112パーセント。12月3日時点で興行収入8億円、累計動員数57万人を突破する大ヒットを記録。12月1日からは上映館を23館増やして、記録を伸ばし続けています。公開当初は都内の一部の映画館では週末を中心に満席が相次ぎ、パンフレットも早々に売り切れていましたが、パンフレットの再販も順次入荷しつつあるようです。【右肩上がりの大ヒット】「鬼太郎誕生」入村案内 ホラー・ミステリー映画ファンも楽しめる大人向けの水木しげるワールド : ニュース – アニメハック
明らかに口コミによる力
主として女性客が多く詰めかけている。
この要因はなにか
Body1内容分析
当然、作品としてのパワーが必要。
男性二人のバディもの。この濃密な関係の物語が受けているということは
大人の色香と弱さと頼もしさ漂うバディ感
戦後の日本の理不尽さを暴く意欲的な内容も。同時期に公開されたゴジラ-1.0との比較で語られる相乗効果もあった。
Body2 女性の口コミのちから
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布教活動がさかん。ファンを増やす存在。
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一番多く情報収集を行っているXでは、「Xで検索する（男性41.2％、女性55.0％）」「Xで特定の有名人やブランドの投稿を閲覧する（男性26.1％、女性36.2％）」の割合が高くなりました。**特に20代以下の女性で「Xで検索する」と回答した人は58.7％と多く、この層へのXからのアプローチは十分に有効だと考えられます。
またアニメファンダムは、僅差ではありますがInstagramよりもYouTubeの方が比較的活用されています。特に20代以下の男女では「YouTubeで特定の有名人やブランドの動画投稿を閲覧する（33.3％）」「YouTubeで特定の有名人やブランドのShortsや切り抜き動画を閲覧する（25.7％）」と答えた人の割合が30代よりも目立って多く、20代にアプローチするルートとして有効であることがわかります。
20代以下の女性で比べてみると、Xの活用度合いが音楽ファンダムは48.1% 、アニメファンダムは37.3%と高い割合を占めました。
女性ファンには仲間が必要。仲間を増やすために行動を起こすことが多い。
ほとんどノーマークから出てきた鬼太郎誕生の人気は、その思いがとりわけ強かったかもしれない。
元々、鬼太郎自体に女性ファンは多くいた。男女ともに愛されてきたIPである。今回の右肩上がりの興行は新規のファンを獲得しなければ難しかったはずだ。
口コミによるファンマーケティングの鍵を握るのは、女性ファンである。
若年女性がホラー人気を牽引している？
ホラー消費もZ世代。15~19歳の女性は「怖いもの見たさ」No.1 | 株式会社闇のプレスリリース
今年のJホラー映画は、男性アイドルが怖がる作品が目立った。
ミンナのウタ、• 『忌怪島／きかいじま』• 『禁じられた遊び』
そういう若年層の女性の需要も掘り起こしている可能性もあるのでは。
かつてはホラーといえば男性ファンが主体のジャンルだったが、近年変化しているのではないか。
鬼太郎のヒットもそれを裏付けているように思える。
(24) 脳科学者・中野信子が女性のホラー映画好きを分析！ 清水崇監督は血が苦手？ 伊藤さとりの【映画が好きすぎて Vol.158】 – YouTube
女性の脳の回路の恐怖の回路と性的興奮の回路が一部共有されていて。快感に代わりやすいと中野信子氏。
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メモ終わり。
本作はホラーテイストの作品ですが、ここのところ男性アイドル主演のホラー映画が目立っています。どうも最近、ホラー映画は女性が見るものになっているようですね。
本作はその流れにも上手くハマったのではないかと思います。
まだ見ていない方は是非見てください。ホラーにも鬼太郎にも興味なくても感じ入るなにかがありますし、実際女性ファンについてここでは書きましたが、男性の観客もいっぱいいます。それぞれ、刺さってる部分が異なると思いますが、それだけ多面的な魅力を持った作品と言えるでしょう。
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