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【深掘り】「逃げ上手の若君」小笠原貞宗はなぜ魅力的なのか?

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アニメ!アニメ!の敵役連載で、『逃げ上手の若君』の小笠原貞宗を取り上げました。

【逃げ上手の若君】“不気味な目玉男”は敵か、それとも師か―? 北条時行と小笠原貞宗の奇妙で深い関係 | アニメ!アニメ!

小笠原貞宗はいいキャラですね。コミック・リリーフ的な立ち位置でありつつ、実際には武将として立派で、主人公の北条時行にとっては良きライバルであり師でもあるような、味わいのある存在です。

こういう存在が出てくると、その作品の深みがまして物語が面白くなりますね。こういう敵役を見つけるのはとても楽しいし、書けて良かったなと思います。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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参考
小笠原貞宗(逃げ上手の若君) (めぢから)とは【ピクシブ百科事典】
桃地再不斬 (ももちざぶざ)とは【ピクシブ百科事典】
逃げ上手の若君、足利尊氏、小笠原貞宗 夏アニメ『逃げ上手の若君』青山 穣と山本高広に聞く貞宗と助房の印象と声の芝居の難しさ【連載06】 | アニメイトタイムズ
 
序盤に出てくる敵の流儀,,,これで終わらすのは惜しい。。。。好敵手というなの師

ヤムチャやバギー

クロコダイルなど

敵から学ぶという姿勢

貞宗の敵役としてのポジション
主人公の時行の成長の糧、いいかえると咬ませ犬?
しかし、非常に強いインパクトを残し、憎めない存在感で人気がある
最初の難敵であり、友好的でないがつかず離れずのポジションにいる敵
それらを超えて、貞宗は師であり、生きがいを与えてくれた人ですらある。

どんな性格?
 
『耳の裂けた鹿がいると縁起がいい』とされる諏訪大社の言い伝えを引き合いに出し、非戦闘員である巫女の耳を自ら弓で射ち抜き傷をつけ『耳の裂けた雌鹿』と嘲笑。このため主人公である北条時行から『目玉一杯に性格の悪さが詰まった男』と称されている。
傲岸不遜で尊敬はできない。
その一方で信濃国国司に任じられた清原信濃守が敷いた圧政に反感をもち、賊として生きてきた瘴奸を召し抱えるにあたって「これからは武士として生き、賊であることを禁じる」など無益な殺戮や搾取を好まない誇りを持っているだけでなく(虐殺や圧政による離散で領民が減れば税収が減って自分の首が締まる実害もはっきりと認めている)、時行に「生命を奪う敵であっても敬意をもって接すること」、武将の心得を説くひとかどの武士としての姿も見せており、時行と敵対するのも尊氏を通して朝廷に仕える立場のちがいにすぎないことが描かれている。

鎌倉幕府によって定められた無理のない税の徴収を清原信濃守が廃して重税を課したことにより反乱が勃発したおりには、市河助房を清原信濃守のもとに代理として出陣させて、清原信濃守に対する不満を陰ながら表明している。

年季を積んだだけあり老猾な人物であるため状況判断に優れた人物で諏訪神党は結局彼を排除し諏訪の地を出ることができなかった。
 
 
Point
序盤に出てくる敵の流儀・・・仲間になるか、ただのかませ犬か
貞宗の魅力。。。。その戦闘力と性格、なぜこんなに憎めないキャラクターに仕上がっているのか。
意外と芯の太い部分がある点
 

Intro

時に敵から学ぶことがあるということ。
貞宗は、不思議と惹かれるキャラクター
嫌な奴のはずなのに。

その目の良さを異常に活かしたキャラクター性の面白さもあるが、それだけではない。
こういう序盤に立ちはだかる強敵は、そのポジションゆえに印象に残りやすい。

序盤の的の流儀を感じさせるキャラクターだ。
 

Body1貞宗の魅力、キャラクター性
目玉が飛び出ている、目玉で話せる、
弓の名手
そして、性格は悪い。時行いわく「目玉一杯に性格の悪さが詰まった男」。「耳の裂けた鹿がいると縁起がいい」と言って、巫女の耳を弓で打ち抜くという非道さ。
子ども相手にも向きになる大人げなさも持ち合わせている。

なのに、どこか憎めない。その要因
コメディリリーフ的な描写が多いが、それだけに終わらない。時行の成長の糧になっている点。武将として結構優れている点を随所に匂わせる点(弓の腕など)、へこたれない精神性が魅力となっている(あつかましいとも言うか)
 

Body2序盤の強敵という美味しいポジション
ワンピースのバギーは、最初にルフィが相対した能力者だった。そのせいか、随分と印象に残ったというか、その後も度々登場して、今も生き延びている。
あるいはドラゴンボールのヤムチャ、ダイの大冒険のクロコダイルなど、まだ駆け出しのころに主人公が戦い、成長の糧になるキャラクターというのがよくいる。幽遊白書の鞍馬と比影も加えてもいいかも、あるいは、ナルトの再不斬と白など、その後登場は少なくても大きな影響を与える存在として描かれる。

貞宗は、決して時行の味方ではないが、その後も印象的な描かれ方をしている。
その一方で信濃国国司に任じられた清原信濃守が敷いた圧政に反感をもち、賊として生きてきた瘴奸を召し抱えるにあたって「これからは武士として生き、賊であることを禁じる」など無益な殺戮や搾取を好まない誇りを持っているだけでなく(虐殺や圧政による離散で領民が減れば税収が減って自分の首が締まる実害もはっきりと認めている)、時行に「生命を奪う敵であっても敬意をもって接すること」、武将の心得を説くひとかどの武士としての姿も見せており、時行と敵対するのも尊氏を通して朝廷に仕える立場のちがいにすぎないことが描かれている。

鎌倉幕府によって定められた無理のない税の徴収を清原信濃守が廃して重税を課したことにより反乱が勃発したおりには、市河助房を清原信濃守のもとに代理として出陣させて、清原信濃守に対する不満を陰ながら表明している。

年季を積んだだけあり老猾な人物であるため状況判断に優れた人物で諏訪神党は結局彼を排除し諏訪の地を出ることができなかった。

貞宗のエピソード、71話
【『逃げ上手の若君』全力応援!】(71)小笠原貞宗に礼を尽くす時行…ほか、亜也子パパが手にする岩や丸太をめぐって調べたり考えたりしてみる|矢崎 佐和子 https://note.com/sawa3333sawa/n/nea8b1dba70ba
5巻にも登場、貞宗と舌戦を挑む。

逃げる時に一番輝く主人公は、貞宗に終われている時、楽しんでいる。ある意味、楽しみを与えてくれる人でもあった。
主人公に大きな成長を促す序盤の敵として、大変完成度が高いキャラクターだ。

この信濃で一番楽しそうに逃げるのは… いつもあの貞宗に追われている時だった

いつでも、楽しみ、大切な教えを授けてくれる。敵ながら師と弟子のような、そんな不思議な関係を築く。
 
 
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メモ終わり。

『逃げ上手の若君』については足利尊氏も面白い敵役なので、いつか取り上げたいです。
 
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