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文化庁×経産省×U-NEXT…業界のキーマンが集結!映画館の行く末をコミュニティシネマで議論

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Brancに、今年は川崎で開催された「全国コミュニティシネマ会議」のレポートを書きました。

「映画館はクリエイターを育てる場所」全国コミュニティシネマ会議で、劇場支援の必要を議論 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-

全国コミュニティシネマ会議とは、公式サイトによれば以下のような集まりです。

全国各地で映画上映を行っている人たちの情報交換と研究報告、そしてディスカッション、交流の場として、1996年から毎年開催しています。全国の映画館や、映画祭、シネマテークや公共ホール、シネクラブ、自主上映団体、配給会社、映画や文化政策を学ぶ学生等々、コミュニティシネマの活動に関心のある人たちが集まります。海外のコミュニティシネマ関係者をゲストとして招くこともあります。上映活動を行う人たちが、ネットワークを広げるための大切な場となっています。興味のある方なら誰でも参加できます。
Conference | Japan Community Cinema Center

全国の映画館から興行関係の人が集まり、トークセッションを通じて情報交換し、ネットワークを広げて映画館を盛り上げていこうというものです。主にミニシアターや全国で自主上映会などを催している人が多く集まっています。

今年は、「”学びの場”としての映画館」というテーマで、教育機関と連携しているフランスの映画館の施策などが紹介されるなど、興味ふかい話が多く聞けました。

さらに、新しい資本主義実現会議で議論されている、クリエイター支援について、映画館としてその波にのっていくべきかという議論がかわされました。「映画館が『クリエイター』を育成する」というテーマのトークセッションでは、文化庁と経産省の人、U-NEXT、全興連会長など、多彩な顔ぶれで活発な議論がかわされていました。今回のレポートはそれを主に取り上げています。

この写真には「映画の習慣性を維持できるサービスに」というテーマが取り上げられたプレゼンテーションの場面が写っています。スクリーンにはU-NEXTのロゴと共に、豊富な見放題アーカイブを通じて映画との接点を増やし、映画への興味を維持し向上させることについての説明が表示されています。パネルディスカッションのメンバーが登壇し、それぞれの専門分野から意見を交わしているようです。

経産省の青木さんが「クリエイターは映画を観て育っているのだから、ミニシアターが重要なのは議論の余地はない」と発言しておられました。国としても映画館の重要性は認識していただいているようですが、コミュニティシネマの志尾さんいわく「映画館の支援が政府文書に文言として記載されていない」ので、なかなか公的支援が受けられていないのが現状とのこと。

これを打破して支援策を実現していくために、今後も政府機関での議論が重要になってくると思います。「コンテンツ産業官民協議会・映画戦略企画委員会」が開催されましたが、今後もこの会議を通して、きちんとした文化支援の体制を整えたいところです。ここにコミュニティシネマの志尾さんもメンバーとして入れると良いなと思います。

 
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