アニメ!アニメ!に、Netflixのオリジナルアニメーションシリーズ『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』のレビューを書きました。
現実のような戦場をモビルスーツが蹂躙する…『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』は本格的リアルロボット戦争アクションだ! | アニメ!アニメ!
unreal engineで制作された本作は、セルルックの日本アニメとは異なり、かなり現実の人間に近いデザインで作られています。物語も地に足のついた物語というか、かなりリアルを意識しており、これまでのガンダムシリーズとは一線を画す雰囲気です。端的に言って、非常に面白かった。
しかし、ガンダムの本質をきっちりと捉えていて、すごくガンダムらしい作品になってもいるのです。リアルロボットというジャンルがありますが、これはその極点ともいうべき一作になったのではと思います。本当に戦場がリアルで、モビルスーツっておっかないなって思わされます。
ガンダムのシリーズに新たな息吹を吹き込んだ作品で、こういう方向性の作品を日本アニメももう一度やってほしいなと思いました。日本のクリエイターにもいい刺激になるんじゃないかと思います。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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Thesis
戦争はいけない、戦争はむなしく愚かだ。。。。ガンダムシリーズの芯を捉えている。
Point3つ
ガンダムが白い悪魔だった。
キャラクターの人間くささが素晴らしい、泥臭い戦い方がいい
リアルな戦場描写に、ガンダムみたいな超兵器が襲い掛かってくる
Intro
ガンダムシリーズ第1作目『機動戦士ガンダム』(1979年)の舞台となる一年戦争中のヨーロッパ戦線にフォーカスをあてた全6エピソード(30分×6話)の、世界配信向け新作オリジナルアニメーション。Unreal Engine 5(アンリアル・エンジン5)を使用し、[SAFEHOUSE](https://safehouse.co.jp/)と共同で制作。脚本はギャビン・ハイナイト(アニメ『Tekken: Bloodline』『トランスフォーマー サイバーバース』『スター・ウォーズ レジスタンス』)、監督をエラスマス・ブロスダウ(アニメ『バイオハザード:インフィニット ダークネス』、ゲーム『スターシチズン』『ライズ:サン・オブ・ローマ』『クライシス』シリーズ)が務める。
復讐のレクイエムは、本当の戦場にガンダムを放り込んだらどうなるのか、リアルロボット戦争アクションとして非常に面白い
Body1
連邦軍と戦うジオンの兵たちが描かれる。
突然戦場に現れた新型モビルスーツ、ガンダムの驚異的な性能の前に、基地が破壊され、仲間が次々と殺されていく中、辛くも脱出し、宇宙に帰ろうと足掻く物語
ガンダムが怖い。夜の暗闇に光る眼が恐ろしい。とにかく戦場がリアルでモビルスーツ同士の戦闘だけでなく、戦車など通常兵器のある戦場なため、地に足の着いたリアルな戦場を蹂躙するヤバい兵器と言う感じに。
白兵戦も頻繁にあり、人間同士の戦いが強調されている。
Body2 人間臭いキャラクターたち
キャラクターの完成度が高い
主人公のソラリ大尉は、元バイオリニストで夫が殺されている。部下を従えるザク乗りで、少尉と医者、技術大尉などと合流し、即席のチームでガンダムの脅威から逃げながら、生き延びる方法を探して戦う。
戦い方も泥臭い、特に廃品工場の寄せ集めのスクラップから急造のザクを作り、ガンダムの侵攻を食い止めるシーンは圧巻。
対立する少佐も協力しながらのスクランブル体制での戦い。
しかし、戦いの中で部下も命を落としてしまうなど、悲しい別れも描かれる。
Body3 戦争の愚かさが描かれている
何よりいいのは、戦争の虚しさや悲惨さ、争いをやめられない人間の愚かさが描かれている点。
それでも、人に対して希望を捨てない主人公の在り方が感動的。
脚本はアメリカ的なあり方だが、見事に精神性がガンダムだった。
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メモ終わり。
本作はunreal engineで制作されましたが、この脚本の方向性なら、生身の俳優を起用した実写も作って上手くいきそうな気がします。ちょっとトライしてほしいなと思いました。
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