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『MyGO!!!!!』から『ニワトリ・ファイター』まで!サンジゲン松浦裕暁が語るCGアニメの挑戦

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リアルサウンド映画部に、『BanG Dream!(バンドリ!)』シリーズのアニメで知られるスタジオ、サンジゲンの代表松浦裕暁さんに取材してきました。

サンジゲン 松浦裕暁が語る、CGアニメの現在地 『MyGO!!!!!』の“ハイブリッド”な魅力|Real Sound|リアルサウンド 映画部

『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』は、昨年テレビで放送され、その内容とCGアニメの表現の進化で話題となりました。今回、総集編が前後編で公開されるのに合わせて、CGアニメの現在というテーマで話を聞きました。

『MyGO』の話だけじゃなく、次回作の『ニワトリ・ファイター』や、東映アニメーションの『ガールズバンドクライ』、オレンジの『BEASTARS』についても話が及び、かなり面白い内容になっていると思います。来年放送予定の『BanG Dream! Ave Mujica』についても聞いています。

 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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参考
『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』柿本広大監督の全話振り返りインタビュー前編。第7話のラストが生まれたのは「各々どんな感情が渦巻くか考えた結果」 – Anime Recorder
アニメ「BanG Dream! It’s MyGO!!!!!」綾奈ゆにこ×武田綾乃対談、”女女の関係性”の名手が語る、MyGO!!!!!のリアル – コミックナタリー 特集・インタビュー
自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー② | Febri

松浦裕暁(アニメーション・プロデューサー)【日本にフルCG アニメは根付くのか? 第10回/2013年1月号】|INTERVIEW インタビュー|EE.jp
「作画に追いつき、追いこせ」の時代は、終わった?松浦裕暁社長が見すえるアニメCGの未来とは〜サンジゲン創立10周年記念インタビュー〜
『BanG Dream!』から『D4DJ』へ至る道程でサンジゲンはなにを思い、なにを得たのか 代表取締役・松浦裕暁氏にインタビュー – Anime Recorder
アニメ『BanG Dream! 2nd Season』、なぜフル3DCGに? サンジゲン松浦氏に聞く“アニメ表現の多様性”|Real Sound|リアルサウンド テック
松浦:僕が『バンドリ!』でやりたいと思ったのは、ちゃんと日常を描くことです。これは感覚的な話ですが、ファンの方は人間ドラマやキャラクターの日常を観たいんですよね。サンジゲンが過去に制作した作品で例をあげると、『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』は完全にSFで、ヒロインのキャラクターが、人間性を獲得していくというお話で、、動きが最初のうちは多少固かったのですが、ストーリーと共にスタッフも成長していきました。そのノウハウを活かして、『バンドリ!』の登場キャラクターの高校生らしさ、人間らしさをちゃんと描いて評価されることは、サンジゲンの将来にとって重要だと思ったんです。

アニメ『BanG Dream! 2nd Season』の3DCGはどのようにして生まれた? 制作陣を徹底取材|Real Sound|リアルサウンド テック


 
 

構成

Point
MyGoの表現進化について
CGアニメ全体について、ガルクラとガールズバンドアニメについても
これからのサンジゲン
 
 

Intro

サンジゲンは、CGアニメの草分け、そのサンジゲンはここ数年、ガールバンドのアニメを牽引してきた。昨年放送のMYGOはその内容とともに、表現の進化も話題だった。

代表の松浦氏に子の表現の進化、日本のCGアニメのこれから、昨今のガールズバンドアニメについて本音をかたってもらった。
 
 

Body1 MYGOの表現進化について

『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』のアニメ制作における表現の進化について

初期(セカンド、サードシーズン)
CGの限界に挑戦しつつ、量産体制とのバランスが難しかった。
作画とCGの融合に課題があり、社内のデジタル作家も不足していた。

劇場版ポッピンドリーム以降
CGで完成させた後に、作画の作家が手書きで調整を加える手法を取り入れた。
この手法が効果的で、以降多くのカットに適用されるようになった。
CGスタッフも手書きのスキルを習得し、生産性とクオリティが向上。

『MyGO』におけるクローズアップ
CGをベースに、手書きで影を修正したり、細部の描き込みを行うことで、より繊細な表現を実現。
目や髪の毛など、多くのパーツはCGだが、手書きによる調整が加えられている。

CGと手描きのハイブリッド
CGは万能だが、コストや時間、人材の面で制約がある。
自社で作画とCGのスタッフを揃えることで、柔軟な制作が可能になった。
外注では難しい、細かい調整やディレクションが可能。

『MyGO』の作風
従来のキラキラしたアイドルアニメから一転、よりリアルな青春を描いた。
シリアスな内容と、それに合わせた繊細な表現が求められた。

モーションキャプチャー
アニメ的な動きと、リアルな演奏を両立させるため、モーションキャプチャーを活用。
アクターにアニメの動きを意識させたり、コマ数を増やしたりすることで、表現の幅を広げている。

『MyGO』の劇場版
前編ではラーナのキャラクター掘り下げを行い、ファンからの要望に応えた。
後編では、ライブシーンをメインに、新たな楽曲や演出で楽しませる。
 
 

Body2 CGアニメ全体について、ガルクラとガールズバンドアニメについても

ガールズバンドアニメの現状
『BanG Dream!』は、バンド経験者である松浦さんにとって、やりがいのあるプロジェクト。
他のガールズバンドアニメとの差別化を図るため、細部にこだわり、リアルなバンド演奏を表現。
スタッフの音楽知識や経験が、作品のクオリティ向上に貢献。

CGアニメの表現力と多様性について
自社のCGアニメ制作
作画をリスペクトし、作画の良さをCGで再現することを目指している。
ライティングを極力排除し、手描きアニメの制作手法をベースとしている。

他のCGアニメとの比較
他のスタジオは、CGの特性を活かしたライティングを取り入れたり、アニメ的な表現をCGで再現したりと、様々なアプローチがある。
それぞれのスタジオの組織や方向性によって、作品に個性が出る。

表現の多様性
CGアニメの表現は、ベースとなる手法やスタジオの特性によって多様化している。
同じように見える作品でも、内部的な制作手法は大きく異なる場合がある。

CGアニメの未来
CGアニメは、作画のような表現を目指しつつ、新たな表現の可能性も秘めている。
今後、CGアニメは、作画とCGの垣根を超えた、新しい表現を生み出す可能性がある。

他のガールズバンドアニメとの関係: ライバルというよりも、互いに刺激し合いながら成長していく関係。
ガルクラについて・・・一緒にフィルムライブやったら面白いかも。一緒にシーンを盛り上げたい。CGのアプローチが異なる。
 
 

Body3 これからのサンジゲン

『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』の続編『Ave Mujica』について
制作状況: 春に完成予定で、すでに何度か視聴済み。
内容: MyGOの続編でありながら、より大人っぽい雰囲気。ライブシーンとドラマパートが融合した新しい試み。
魅力: MyGOに劣らず、またはそれ以上の面白さ。演奏シーンの充実、ドラマの深化など、見どころ満載。

3DCGアニメーションの将来について
『ニワトリ・ファイター』
従来の可愛い女の子キャラクターから一転、動物を題材にした作品。
海外での人気が高く、新しい挑戦となっている。
アニメーション表現の幅を広げる試み。

BEASTARSは悔しかった。

3DCGアニメーションの進化
技術的な進化に加え、表現の幅も広がっている。
コマ数や質感の向上、よりリアルな表現を目指している。
しかし、技術的な話よりも、作品として面白いかどうかが重要。
3DCGアニメーションにおける人間らしさの表現
『BanG Dream!』シリーズにおける取り組み
人間らしさ、等身大のキャラクターを表現することに注力。
スタッフの意識も変化し、より表現の幅が広がった。

 
 
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メモ終わり。

今後のCGアニメの行方を考える上でも貴重なインタビューとなったと思います。来年の『BanG Dream! Ave Mujica』楽しみですね。『MYGO』の劇場版も、オンライン試写で見たのですが、前後編とも素晴らしかったです。見に行って損はありません。
 
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