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考察と家族愛の感動作『ライオンの隠れ家』柳楽優弥の新たな一面も

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TRILLに、テレビドラマ『ライオンの隠れ家』のレビューを書きました。

ハマる視聴者、続出!『ライオンの隠れ家』巧みなストーリー展開で秋ドラマ屈指の話題作に | TRILL【トリル】

謎をちりばめつつ、家族の絆をしっかりと描く構成で多くの視聴者を引き付けています。柳楽優弥の役どころも新鮮ですね。近年のテレビドラマは、いわゆる考察要素のある作品が人気になる傾向がありますが、本作はその考察を上手くフックとして物語を推進して、描きたいテーマをしっかりと描くという構成になっていて、うまいなと思います。

タイトルの「隠れ家」というのは、安心できる場所のメタファーといいますか、子どもにとっての安心できる場所を巡る物語なんだろうと思います。そういう言葉とライオンという強い動物をあわせたタイトルも意表をついて秀逸です。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』|TBSテレビ

 
Point3つ
考察に関して。。。母親はなぜ捨てたのか、Xとのつながり、父親、なぜライオン
役者。。。柳楽優弥、坂東龍太、齋藤飛鳥、尾野真千子、向井理、
隠れ家というタイトルに込めた意図
 
 

Intro

考察はかどるドラマのライオンの隠れ家、何がそんなに面白いのか。
 
 

Body1考察要素

人物相関図を整理する。

市役所に勤める心優しき青年・小森洸人と、自閉スペクトラム症の小森美路人の兄弟。

主人公と失踪した姉、その息子、その父親は何かを隠している。失踪した母に協力する謎のXと齋藤飛鳥とのつながり。

改めて相関図をおさらいすると、浦尾市役所福祉課勤務する真面目で優しすぎる青年・小森洸人(柳楽優弥)は、両親を事故で亡くしてから、自閉スペクトラム症の弟・小森美路人(坂東龍汰)と平穏な毎日を過ごしていたが、そんな2人の前に「ライオン」と名乗る少年が突如現れ一緒に暮らすことに。

少年は、山梨県で建築会社「たちばな都市建設」を経営している橘家の次男・橘祥吾(向井理)の息子・橘愁人だと分かる。母親は洸人が10歳、美路人が6歳の時に一瞬だけ暮らし、家を出て行ったきり行方不明となっていた異母姉・橘愛生(尾野真千子)と判明。そして第3話の最後で、愛生らしき人物が遺体で発見される。『ライオンの隠れ家』は今期イチの“考察ドラマ”に 謎の人物“X”は敵か、味方か?|Real Sound|リアルサウンド 映画部

愛生は生きていることが判明する。そしてXと協力してこの事件を起こしていそうな感じに。父親との向井理との関係がきになるところで、今後はそちらの

5話では感動の再会かと思われたが、警察に身柄を拘束される展開に。

謎を整理する

松本プロデューサーは第5話について、「感動の鳥肌でした」と柳楽の芝居を絶賛し、洸人(柳楽優弥)の「なんなんだよ、疲れるな」の台詞について、「全て汲み取って吐き出した柳楽さんのお芝居は本当にその場所に生きる洸人でしたし、感動の鳥肌でした」と大絶賛。

第6話ついては、「なぜあの悲劇が起きたのか、美央(齋藤飛鳥)が起こした行動の理由、そしてライオン(佐藤大空)が小森家に来ることになったあの日からのすべての真相が見えてくる回です」と語り、「ライオンの今の姿をしっかり目に焼き付けてほしいです」と意味深なコメントを寄せた。

配信時代のドラマに考察要素は相性がいい。考察しながら一週間を過ごすもよいし、配信で見返しながら改めて「あのシーンはこういう意図だったのか」と気が付くこともある。配信時代に適したドラマ展開を存分に研究した作品だ。
 
 

Body2役者とドラマの面白さを

柳楽優弥の優しい影のある芝居

自閉症の弟との絆の物語で、疑似家族の物語でもある

虐待の跡があるライオン。尾野真千子といえばネグレクトの母親をかつて演じたことがある。彼女の陰のある芝居は定評があるが、今回もそのペルソナを活かしたキャラクターとなっている。

ジャーナリストを演じた桜井ユキは、良家の令嬢役で注目された虎に翼とは打って変わったイメージの役どころで演技力の高さを見せている。

柳楽さんが今までに演じられていたような個性的でハードな役柄と本作の洸人の役柄は正反対。閉塞感、何かを諦めている、少し暗い……これらのキーワードだけだとなかなか柳楽さんにはたどり着かないと思うんです。でも、だからこそ柳楽さんが演じて下さったら面白くなるのではないかと。

自閉スペクトラム症の弟と決めたときには、「今回の役は坂東さんだ!」と思っていました。自閉スペクトラム症については、その道の権威と言われている本田秀夫先生の本を読んだり、さまざまな関連映像を見たり、今回監修に入っていただいているさくらんぼ教室にも何度も通って勉強してきました。スタッフはいつでも勉強できる体制を組み、そこに坂東さんも加わり、足繁く通いながらコミュニケーションを取っていきました。坂東さんからも自閉スペクトラム症を扱っている作品を勧めてくれたり、勉強をし続けてくれていて。それをまた柳楽さんにも共有されて、『ライオンの隠れ家』では何ができるのか、とみんなで話し合いながら作り上げています。『ライオンの隠れ家』松本Pに聞くキャスティング秘話 「柳楽さんだからこそ成立した作品」|Real Sound|リアルサウンド 映画部

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Body3 安心できる場所と群れを巡る物語

今後も目の離せない展開が続きそう。

群れて生きるのがライオン。人間も1人では生きれない。安心して生きられる場所と人のつながりを巡る物語。
 
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