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声優AIによる声の無断使用の実態を訴える!声の肖像権の法整備の必要性

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弁護士JPに、音声AIのルール作りを求める声優団体「『NOMORE無断生成AI』有志の会」を取材して、声と肖像権をめぐる問題について書きました。

山寺宏一、梶裕貴ら声優26人が「声の無断生成AI」に“NO”…法律で守られない「声の権利」侵害の実態 | 弁護士JPニュース

生成AIによる声優の声を無断で利用したコンテンツがネット上に出回ってしまっている現状を問題視した声優の有志一同が無断生成AIの問題を訴える動画を公開したことが話題になりました。この狙いについて話を聞いてきました。
 

 
お話を聞いたのは、甲斐田裕子さんと福宮あやのさん。どういう狙いか、団体は誰が所属しているか、何を問題としているのかについて詳しく話を聞いた上で、アメリカと中国の声の肖像権をめぐる動きなども交えて書いてみました。

肖像権とパブリシティー権については、日本では明文化された権利ではないんですね。過去の判例によってそういうものがあるとされているわけですが、ポイントになっているのは「顧客誘引力」があるかどうかなので、まだ若手の声優などでは保護冴えない可能性もあるんですね。そこを明文化してはどうかという意見は日本でも出てきているのですが、具体的な法整備の議論は進んでいません。

今回の声優有志の行動は啓発行動が狙いです。あくまで「無断」にNOであり、「AI」にNOではないということなので、AI開発者とも協力して問題を解決したいということのようです。実際に有志の会の賛同団体に日本音声AI学習データ認証サービス機構「AILAS」もいます。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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参考
声優が呼び掛ける「NOMORE無断生成AI」 第1弾の動画と公式サイトを公開 「AIと良い意味で共存していく道を探らなければ」 – ITmedia AI+
AIで音声など無断生成 声優らがルール作りを訴え啓発動画 | NHK | 生成AI・人工知能
TOP | NOMORE無断生成AI
生成AIと「声」の権利の保護 ~「声」はパブリシティ権によって保護されるか~ – 明倫国際法律事務所
「声の肖像権」が番組で紹介されました | 日本俳優連合 オフィシャルウェブサイト
AIから声の権利を守る「肖声権」商標登録のお知らせ | ジークラウド株式会社のプレスリリース
池水通洋氏「声優達は心外だ」 音声業界3団体「生成AI音声」に関する主張を発表 「アニメ及び外国映画の吹き替え禁止」「AIの学習・利用に本人許諾」「AI生成物の明記」求める | 国内 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
柿沼 太一 on X: “現在でも、最高裁判例(ピンク・レディー事件)上認められたパブリシティ権はあり、顧客吸引力のある俳優・声優の声についても当該パブリシティ権によって保護されますが、保護の範囲が不十分・不明確だと思います。” / X
“AIで声の無断利用やめて”声優などの業界団体が声明 | NHK | 生成AI・人工知能
“無断生成AI”に声優らが「NO」 その一方で…がんで失った声、“AIで取り戻す”技術も(2024年11月14日掲載)|日テレNEWS NNN
田中敦法律事務所 – 声とAIとパブリシティ権
 
協賛団体にはAILASも

 
 
Point4つ
AIではなく無断に反対
実際にどんな被害があるのか、声優業界の危機とは
パブリシティ権をどう考えるか
今後のアクション予定
 
 

Intro

生成AIのよって作成した音声のルール作りを訴える声優団体「『NOMORE無断生成AI』有志の会」が10月から順次公開、山寺宏一や福山潤など、多くの有名声優が音声AIに関して自身の見解を述べている。

この団体が立ち上がった背景には、動画共有サイトやSNSで無尽蔵に声優の声を無断で用いた違法はAIが氾濫していることがある。しかし、AI開発と音声をめぐる法整備はまだ途上だ。現状をどう考えているのか、同有志の会に参加している、甲斐田裕子さんと福宮あやのさんに話を聞いた。
 
 
Body1 啓発が主な活動目的、無断にNoであってAIにNoではない

事務所の枠、俳優組合の枠を超えた有志の集まり

――なるほど、じゃあ今のところの目的というのは啓発が主な目的と

甲斐田:そうです。啓発。

福宮:本当にそのsnsとtiktokとかって若い世代の方々がやられていて、で、それは全然、多分悪気はないんですよね。でも、本当はいろんな権利の問題、グレーだし、うん、そもそも嫌なんだけど。みたいなこと、知ってもらうと、知ると知らないのと全然意味が違うだろうなと思ったので、まずはそこをやっていこうというところですね。

無断にNoと言いたい。

――一応、今回、そのノーモア無断生成aiという形で、そのロゴなんかを見ると無断が大きくなってるのが特徴
――趣旨としては、aiにノーではなくて、無断仕様にノーだっていうのが、これがその主な主張だということでよろしい。

福宮:そうです。そうです。aiはいろんな使い道が当然あると思ってますし、ai、そもそも多分誰もai全部なくせみたいなことはあんまり思ってないと思うんですね。生成aiもしかりで、 使い方だなと思っているので、

なぜAIにNoじゃないか。

AIボイス生成の現状と課題
声優の意見の多様性: AIボイス生成について、声優たちは肯定的な意見から否定的な意見まで、様々な考えを持っている。
AIボイス生成の活用: AIボイス生成は、福祉分野など、人間の声が届きにくい場面での活用が期待されている。
著作権と倫理: AIによる音声生成においては、著作権やプライバシーといった倫理的な問題がつきまとう。
業界の取り組み: AIボイス生成の健全な発展のために、業界団体がガイドラインを策定したり、認証サービスを構築したりする動きがある。
 
 

Body2 被害の実態

AIによる声優の権利侵害の実態
無断使用: 声優の声が、本人の許可なくAIモデルに学習され、朗読動画や歌ってみた動画などに無断で利用されている。
具体的な事例:
特定の声優の声を模倣したキャラクター: 特定の声優の特徴を捉えたキャラクターが作成され、その声で動画が作成されている。
既存の朗読動画に声優の声を上書き: 他の声優が朗読した動画に、特定の声優の声を後から重ね合わせることで、あたかもその声優が朗読しているかのように見せかけている。
楽曲に声優の声を合成: 既存の楽曲に、特定の声優の声を合成し、あたかもその声優が歌っているかのように見せかけている。

問題点:
声優の権利侵害: 著作権や肖像権などの侵害にあたる。
声優のブランドイメージの毀損: 本人の意図しない形で声が利用されることで、声優のブランドイメージが損なわれる可能性がある。
視聴者の誤認: 本人の声ではないにも関わらず、本人の声だと誤認してしまう視聴者がいる可能性がある。
 
 

Body3パブリシティ権について

AIによる声優の権利侵害に関する議論の焦点
無断利用の問題: 声優の声を無断でAIモデルに学習させ、商用・個人問わず利用することの是非。
著作権と肖像権: 声優の権利保護には、著作権だけでなく肖像権も関わってくるが、現行法では明確な規定がない。
有名・無名声優の格差: 有名な声優は法的保護を受けやすいが、無名の声優は泣き寝入りせざるを得ないケースが多い。
パブリシティ権の限界: パブリシティ権だけでは、声優の権利を十分に保護できない可能性がある。

議論の結論
法的整備の必要性: AIによる声優の権利侵害を防ぐために、現行法の整備が必要。
すべての声優の権利保護: 有名・無名に関わらず、すべての声優の権利を保護する仕組み作りが求められる。
パブリシティ権の拡大: パブリシティ権の範囲を拡大し、声優の権利をより効果的に保護する必要がある。

議論の背景
AI技術の発展: AI技術の発展により、誰でも簡単に声優の声を模倣できるようになった。
権利意識の高まり: 声優自身やファンが、自身の権利に対する意識を高めている。

今後の課題
法整備の具体化: 具体的にどのような法整備が必要か、関係者間での議論を深める必要がある。
国際的な連携: AI技術は国境を越えて利用されるため、国際的な連携も必要。
技術的な対策: AIによる権利侵害を防ぐための技術的な対策も検討していく必要がある。

AIなりすまし規制法:ELVIS法がテネシー州で成立 – Open Legal Community

AIが音声無断使用…中国裁判所が違法認定、損害賠償命令 女性ナレーターの人格権侵害 – 産経ニュース
 
 
Body4 今後の活動について

シンポジウム開催: 声優、弁護士、開発者など、関係者を集めたシンポジウムを開催し、問題解決に向けた議論を深めたい。
 
 
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メモ終わり

最終的には、要素をさらに分解して構成しています。完成原稿を比較してみると興味深いのではないかと思います。

肖像権、パブリシティ権についてはぼくも法制化をしたほうがいいと思っています。普通に素人でも犯罪に悪用される可能性だってありますからね、昨今。