リアルサウンド映画部に、2024年の年間ベストアニメ10を書きました。
杉本穂高の「2024年 年間ベストアニメTOP10」 「原作を尊重する」とはどういうことか|Real Sound|リアルサウンド 映画部
『ルックバック』が1位、『きみの色』が2位としましたが、あまり差はない感じです。海外作品が3本、テレビアニメは2本となりました。
今年のテーマは「原作との向き合い方」とした結果として『ルックバック』を1位にした、という感じです。動きのアニメーションとして漫画をいかに再解釈して魅力を底上げするのか、それが徹底されていたと思います。
この10本には入れられなかったのですが、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のやり方も面白かったと思っています。次点の11位はこれでした。
それと、今回のランキングは「ルック」の魅力という点にもこだわりました。今後、セルルックだけでなく、日本のアニメにも色々なタイプのルックが登場すると思います。その先鞭をつけていそうな作品も贔屓目に入れた感じです。『モノノ怪 唐傘』や『傷物語 -こよみヴァンプ-』や『ガールズバンドクライ』あたりがそれですね。海外作品の『リンダはチキンがたべたい!』もかな。
その他、『負けヒロインが多すぎる!』や『義妹生活』なんかも挑戦的な作品でした。『ダンダダン』や『逃げ上手の若君』も完成度が高いし、映像も意欲的でした。『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の作画力も素晴らしかった。
インディーズからの長編チャレンジもありました。この動きは、これから活性化してほしいです。
過去5年の年間ベストはこちら。
「2023年 年間ベストアニメTOP10」を選びました。 – Film Goes with Net
2022年のアニメ年間ベストを出しました – Film Goes with Net
2021年のアニメーション作品ベスト10を選びました – Film Goes with Net
2020年のアニメーション作品ベスト10を選びました – Film Goes with Net
2019年アニメーションのベスト10を選びました – Film Goes with Net
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