第75回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門のラインナップが発表された。
Ari(原題):レオノール・セライユ
Blue Moon(原題):リチャード・リンクレイター
The Safe House(英題):ライオネル・ベイヤー
Dreams(原題):ミシェル・フランコ
Dreams (Sex Love)(英題):ダーグ・ヨハン・ハウゲルード
What Does That Nature Say to You(英題):ホン・サンス
Hot Milk(原題):レベッカ・レンキェヴィチ
If I Had Legs I’d Kick You(原題):メアリー・ブロンシュテイン
Kontinental ’25(原題):ラドゥ・ジューデ
The Message(英題):イバン・ファンド
Mother’s Baby(原題):ヨハンナ・モダー
The Blue Trail(英題):ガブリエル・マスカロ
Reflection in a Dead Diamond(英題):エレーヌ・カテト、ブルーノ・フォルザーニ
Living the Land(英題);Huo Meng
Timestamp(英題):Kateryna Gornostai
The Ice Tower(英題):ルシール・アザリロヴィック
What Marielle Knows(英題):Frédéric Hambalek
Girls on Wire(英題):ヴィヴィアン・チュイ
Yunan(原題):Ameer Fakher Eldin
コンペに日本勢の選出はなし。残念だけど仕方ない。
トピックとしては、ホン・サンスの6年連続コンペ選出だろうか。本当にこの人がないとベルリンは始まらないというような、もはやベルリンの顔と言っても過言ではないかもしれない。
しかし、銀熊賞はやたらと受賞しているが、最高賞の金熊賞はいまだとっていない。そろそろ、受賞させてあげてほしい。
リチャード・リンクレイターの新作『Blue Moon』は、盟友イーサン・ホークが主演。『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』『恋に恋して』などで知られる有名なソングライターのコンビ、ロジャース&ハートの晩年を描くそうで。ロジャースが、ハートに代わる新たな相棒、オスカー・ハマースタインと組んだ初めてのミュージカル、『オクラホマ!』の初演の日の出来事が題材らしい。
コンペに日本映画はないが、フォーラム部門に小田香監督の『Underground アンダーグラウンド』、横浜聡子監督『海辺へ行く道』がジェネレーション部門で上映される予定。
『Underground アンダーグラウンド』は、すごい作品ですよ。一足先にオンライン試写で観る機会があったのですが、すごい。上手く言葉で説明できないんだけど、圧倒された。
その他、増村保造監督『清作の妻』の4Kデジタル修復版も上映するらしい。昨年、『卍』がベネチア国際映画祭で上映されていて、再評価の波が来ているようですね。
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