新社会システム総合研究所(SSK)主催の、テレビアニメの海外展開に焦点を当てたセミナー「テレビ局のアニメの海外展開最前線〜放送局の視点で探るグローバル展開の全貌〜」が、2025年3月13日(木)に東京・AP虎ノ門で開催される。TBS、テレビ朝日、日本テレビの各担当者が、それぞれの海外戦略について講演を行う。
第1部(14:30〜15:20)では、TBSテレビのアニメ事業部長・渡辺信也氏が登壇する。TBSは近年、アニメ事業への投資を強化し、自社主導で海外セールスを展開。テレビ放送にとどまらず、ショートアニメや劇場アニメ、配信作品など多様なラインナップを取り揃え、海外市場を意識した戦略を推進している。
講演では、「地縛少年花子くん」の北米人気を背景としたシリーズ化や、映画「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」の展開など、具体的な事例を交えながら、海外市場への取り組みを解説する。また、社内体制の整備についても触れ、アニメの国際展開を活性化させる施策について議論される。
第2部(15:30〜16:20)では、テレビ朝日のビジネスプロデュース局・国際ビジネス開発部長の稲葉真希子氏が、同局の海外展開戦略について講演する。
テレビ朝日は、2019年に「NUMAnimation」、2024年に「IMAnimation」、2025年には「IMAnimationW」を新設し、深夜アニメ枠の強化を図っている。また、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などのキッズアニメの海外展開にも注力し、特にインド市場においては現地メディアとの共同制作プロジェクトを進めるなど、積極的なビジネス展開を行っている。
講演では、インド市場における大手メディアグループとの関係構築や、新作「おぼっちゃまくん」の共同制作プロジェクトなど、具体的な事例が紹介される予定だ。
第3部(16:30〜17:20)では、日本テレビのコンテンツビジネス局・スタジオセンター部長(アニメDiv.)の大澤弘子氏が、日本テレビのアニメビジネスについて語る。
日本テレビは2023年10月、全国ネットのアニメ枠『FRIDAY ANIME NIGHT』(通称フラアニ)を開設。映像配信サービスの発展に伴い、海外のファンにも日本と時差なく作品を届ける環境を整えつつ、映像以外のビジネスチャンスにも目を向けている。
講演では、日本テレビのアニメ事業の組織体制、現状、海外展開事例、そして今後の展望について詳しく解説される。
受講方法と申し込み
本セミナーは、会場参加のほか、Zoomによるライブ配信も実施される。さらに、開催後3〜5営業日を目安にVimeoでアーカイブ配信も行われ、配信開始から2週間の間、視聴が可能となる。
受講料は1名33,550円(税込)で、同一申込フォームからの2人目以降は27,500円(税込)となる。アーカイブ配信の追加受講を希望する場合は、1名につき11,000円(税込)の追加料金が必要だ。
申し込みは以下のサイトから。
テレビ局のアニメの海外展開最前線 | 法人向けセミナー
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