2025年2月22日から3月2日まで、沖縄県那覇市を中心に開催される「第二回 Cinema at Sea – 沖縄環太平洋国際映画祭」の審査員および登壇ゲストが発表された。本映画祭は、環太平洋地域の映画文化を称え、異文化間の交流を促進することを目的としている。
コンペティション部門の審査員長には、フィリピンを代表する映画監督であるブリランテ・メンドーサが就任する。メンドーサ監督は、ネオリアリズムを基調とした作風で知られ、『キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-』ではカンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど、国際的に高い評価を受けている。沖縄ロケ映画『義足のボクサー』を手掛けた経験もある。
審査員として、映画祭プログラマーのクリスティーナ・アッシェンブレンネルロヴァ(ロッテルダム国際映画祭選考委員)、音楽家・映画監督の半野喜弘(『PARADISE NEXT』監督)、プロデューサー・俳優のマリオ・ガオア(『Sione’s Wedding』脚本・監督)、俳優の渡辺真起子(『M/OTHER』主演)らが参加する。渡辺は「美しい海が繋ぐ新しい出会いを楽しみにしている」と述べ、映画祭の意義に期待を寄せた。
特別上映やトークイベントには、多彩なゲストが登壇する。Pacific Film Showcase部門からは、ニュージーランドのドキュメンタリーで、Doc Edge Festival 2023で4部門を受賞した『パシフィック・マザー』の主演・福本幸子、プロデューサーの小澤みぎわ、山口晋が参加する。

また、クック諸島製作の映画『楽園島に囚われて』からは主演・プロデューサーのアナンド・ラジ・ナイドゥと監督のプラシャンス・グナセカランが来日する。さらに、特別上映部門『ルール・オブ・リビング』からは主演の南果歩、監督・主演のグレッグ・デールが登壇予定だ。同じ部門の『義足のボクサー』からはブリランテ・メンドーサ監督と主演の尚玄、主人公のモデルとなった元プロボクサー土山直純も登壇する。

また、『パスト ライブス/再会』にも出演している韓国のファン・スンオンはオキナワパノラマ部門の『Okinawa Blue Note』に主演しており、来日する予定だ。

その他、ゲストや上映スケジュールの詳細などは公式サイトで確認できる。
Cinema at Sea |沖縄環太平洋国際映画祭