“映画のまち”神戸において、ハリウッド黄金期を彩ったオードリー・ヘプバーンの写真展「生誕95年 オードリー・ヘプバーン写真展 AUDREY in Cinema」が開催される。会期は2月16日から24日までで、会場は神戸阪急本館9階催場。
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本展では、オードリー・ヘプバーンが出演した20の映画作品を中心に、彼女の清廉な美しさと魅力を約120点の写真で紹介する。写真には著名な写真家による作品も含まれており、『ローマの休日』『パリの恋人』『ティファニーで朝食を』などの名作が、彼女の輝かしいキャリアとともに振り返られる。
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オードリー・ヘプバーンは1929年にベルギーで生まれ、バレリーナを夢見てロンドンでバレエを学んだ。しかし、高身長が理由でプリマを断念。その後、舞台や映画に出演しながらキャリアを積み、1951年には映画『モンテカルロへ行こう』の撮影時にフランスの作家シドニー=ガブリエル・コレットに見出され、ブロードウェイ・ミュージカル『ジジ』の主演に抜擢された。そして、ハリウッド映画『ローマの休日』のスクリーンテストに合格し、王女役を演じたことで一躍スターへの道を歩み始めた。
彼女のトレードマークともいえる“ヘプバーンカット”は『ローマの休日』で注目を集め、その後『麗しのサブリナ』では自身がジバンシィのパリ・コレクションから衣装を選ぶなど、ファッションの分野でも多大な影響を与えた。黒のトップスに細身の八分丈パンツ、フラットシューズの“サブリナ・ファッション”は、世界中でブームを巻き起こし、現在も多くの女性の憧れのスタイルとして語り継がれている。
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また、女優業にとどまらず、晩年にはユニセフ(国際連合児童基金)の親善大使として活動し、困難な生活を送る子どもたちの支援に尽力した。その信念に満ちた生き方は、現在も多くの人々の共感を得ている。
開催概要
タイトル:「生誕95年 オードリー・ヘプバーン写真展 AUDREY in Cinema」
会期:2月16日(日)~24日(月・休)午前10時~午後8時(最終日は午後5時終了、入場は終了時間の60分前まで)
会場:神戸阪急本館9階催場
入場料:一般・大学生 当日券1,000円/前売券800円、高校・中学生 当日券700円/前売券500円、小学生以下無料
前売券販売:ローソンチケットにて2月15日(土)午後11時59分まで販売
主催:神戸阪急
企画制作:クレヴィス
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