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「魔神英雄伝ワタル」なぜ子供たちは夢中になったのか?今も愛される魅力を徹底解説


リアルサウンド映画部に、『魔神英雄伝ワタル』のレビューを書きました。

老若男女がロボットアニメに夢中になった! 『魔神英雄伝ワタル』が長く愛され続ける理由|Real Sound|リアルサウンド 映画部

現在放送中の新作『魔神創造伝ワタル』もやっていますが、シリーズの原点である1988年から89年の第一作についてのレビューとなります。

広く長く愛されており、来月にもBDボックスが販売されるそうで、根強い人気のある作品です。子ども心をくすぐる冒険要素とかわいいロボット、憎めない悪役の数々とギャグで愛され続けています。

そんな本作の魅力をわかりやすく伝えることを心がけました。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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参考

 
 
Thesis
王道冒険ロマン、その基本的な魅力

Point3つ
子ども心をくすぐる要素が勢ぞろい、3頭身のロボットとキャラ、冒険要素、友情と勝利、ギャグの数々
意外と濃い人間ドラマ、悪いやつらだけど憎めない間抜けな悪役たち
キャラクターの魅力

Intro

80年代後半から90年代にかけてのロボットアニメを子どもたちにその魅力を根付かせた作品といえば、魔神英雄伝ワタルが挙げられる

3頭身のかわいいデザイン、ずんぐりしたロボットに乗り込み、悪を戦う完全懲悪なわかりやすいストーリー、異世界でのワクワクする冒険と人々との出会い。様々に子どもたちの心をくすぐる要素が満載の作品で、今なお根強い人気を誇る。今年は新作も放送されている。

ブルーレイボックスが新たに発売されることを考えても、その魅力は今なお色褪せていない。

そんな本作の魅力を振り返ってみよう。
 

Body1子どものために作られたロボットアニメ

サンライズ制作のロボットアニメは、機動戦士ガンダム以降、ハイティーン向けの複雑な人間模様と世界観を背景にした、重厚な展開が持ち味だったが、本作は子どもが純粋に楽しめる明るい作風を志向していることに特徴がある。

主人公のワタルは小学生が、突如異世界に救世主として召喚される。創界山と呼ばれる異世界が、ドアクダーと名乗る悪の帝王の支配から解放するための旅にでる。

ワタルは魔神と呼ばれるロボットに乗り込み戦う。3頭身にデフォルメされた親しみやすいロボットのデザインとわかりやすい完全懲悪のストーリー、各階層にいるボスたちを倒して、一つするステージをクリアしていくようなRPGのように進む物語、そこで出会う個性的な人々との交流など、冒険要素が満載のロボットアニメで、子供たちの心をワクワクさせる要素に溢れている。
 

Body2快活なキャラと間抜けで陽気な悪役たち

本作の魅力を支えるのは、キャラクターの魅力

主人公のワタルはローラースケートとロボットが大好きな元気な少年。持ち前の前向きさと勇気と正義感で、困難に立ち向かっていく。年相応に女の子のことを意識したり、時には弱音を吐いたりしても、立ち直って前に進む快活な主人公で、王道感がある

その相棒、ヒミコは小さいながらも忍者の棟梁で、様々な忍法で局面を打開していく頼もしいやつ。いつも笑顔で明るくて、どんなピンチも楽しんでしまう。番組中盤では、視聴者から募集したオリジナル忍法が披露されるということもあった。

シバラク

鞍馬は、当初はスパイとしてワタルたちと行動するが、次第に本当の仲間になっていく。

また、ドアクダーの息子、虎王はライバルキャラとして登場し、友情を深め、ラスボスの息子という立ち位置で、宿命の戦いをすることになるという点で、大人もうならせるドラマを生み出した立役者と言える。

また、個性豊かな悪役陣だ。さまざまなマシン(魔神)が出てきては、ワタル達の前に立ちはだかる。みな一様に悪いやつなのだが、どこか間抜けで憎めないところがある。
 

Body3意外と濃い人間ドラマ

全体的にギャグ多めで気楽に見られる内容だが、締めるべきところはシリアスに締めるのも本作の魅力

鞍馬は、ワタルたちを騙してドアクダー側に情報を流しているが、彼は呪いにかけられており、それを解くためにしたかなく従っているにすぎない。そんな彼が命を懸けてワタル達を助けて本当の仲間になる過程が感動的で、子どもたちの心を感動させた

また、やはり虎王との友情と戦いが涙を誘う。

そんな波乱万丈の冒険が終わってワタルは元の世界に戻っていくのだが、その時の一抹の寂しさと成長したことの喜びにあふれた終わり方は、とても読後感がいい。

少年が異世界に渡り、現実に帰還する。最終話は現実に戻ったワタルと一緒に冒険を振り返る総集編のような内容でありつつも、とても未来に向かって前向きな終わり方をする。

冒険活劇の王道的展開に、子どもたちをワクワクさせるその内容、成長の喜びが詰まったシリーズだ。あの時、見ていた大人たちはこれを機会に再び観てはどうか。そして、今の子どもたちもあの時、子どもだった人と夢を分かち合ってほしい。
 
 
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メモ終わり。

BDボックスが出るので、この機械に購入して親子二世代で楽しむのもいいですね。

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