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『ミッション:インポッシブル』最新作、カンヌ国際映画祭でのプレミアを検討中


トム・クルーズ主演の人気スパイアクションシリーズ最新作『Mission: Impossible – The Final Reckoning(原題)』が、カンヌ国際映画祭でプレミア上映される可能性があるとヴァラエティが報じている。正式な決定は下されていないものの、同作のカンヌでの披露が検討されているという。もし実現すれば、トム・クルーズが再びカンヌのクロワゼット大通りに登場し、映画祭に大きな話題を提供することになる。

配給元のパラマウント・ピクチャーズは本件についてコメントを控えているが、同作の全米公開は5月21日に予定されており、これはカンヌ国際映画祭の第2週目にあたる。なお、本作はトム・クルーズ演じるIMFエージェント、イーサン・ハントの最後のミッションとなる見込みだ。

パラマウントとカンヌ国際映画祭には長い関係があり、クルーズ自身も映画祭とは縁が深い。特に2022年に『トップガン マーヴェリック』を携えてカンヌを訪れた際には、大きな成功を収めた。同作は全世界で14億5000万ドルの興行収入を記録し、アカデミー賞では6部門にノミネート。最優秀音響賞を受賞する快挙を成し遂げた。
 
カンヌでのプレミア、吉と出るか凶と出るか

カンヌ国際映画祭は近年、話題作を次々と輩出し、アワードシーズンの中心的な舞台となっている。昨年は、ショーン・ベイカー監督の『Anora』がパルム・ドールを受賞したほか、ジャック・オーディアール監督の『Emilia Perez』、コラリー・ファルジャ監督の『The Substance』といった作品がアカデミー賞の有力候補となった。

一方で、カンヌでのプレミアが必ずしも興行に好影響を与えるとは限らない。『トップガン マーヴェリック』は映画祭での上映を機に注目を集め、世界的な大ヒットにつながったが、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023年)はカンヌでの評価が芳しくなく、興行的にも振るわなかった。
 
他の注目作の動向

今年のカンヌには、アメリカの著名監督による新作も期待されている。スパイク・リー監督の『Highest 2 Lowest』(主演:デンゼル・ワシントン)、ウェス・アンダーソン監督の『The Phoenician Scheme』(出演:トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、リズ・アーメッド、スカーレット・ヨハンソンほか)、リチャード・リンクレイター監督の『Nouvelle Vague』、ジム・ジャームッシュ監督の『Father Mother Sister Brother』などが候補に挙がっている。

一方、アップルが製作するブラッド・ピット主演のF1映画は、カンヌでのワールドプレミアの可能性が低いと報じられている。

カンヌ国際映画祭の正式なラインナップ発表が待たれるなか、『Mission: Impossible – The Final Reckoning』がどのような決断を下すのか、映画ファンの関心が高まっている。

ミッション:インポッシブルデッドレコニング

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