合同会社DMM.com（本社：東京都港区、会長 兼 CEO：亀山敬司）は、新たに実写映像製作事業「DMM FILMS」を立ち上げ、映画やドラマの企画・製作・出資を行うことを発表した。
「DMM FILMS」では、映像作品の制作を起点に、DMMが展開する多様なエンターテインメントサービスと連携し、グッズ販売やイベント企画などを通じて作品を多角的に楽しめる体験を提供する。第1作目として、KADOKAWAが製作する映画『山田くんとLv999の恋をする』に出資し、2025年3月28日より全国公開される。また、DMM内の各種エンタメサービスを活用したグッズ企画・販売も予定している。
DMMが実写映像事業に参入する背景には、エンタメ市場の拡大と「推し活」文化の浸透があるとしている。博報堂とSIGNINGが2024年2月に発表した「オシノミクスレポート」によると、日本国内で3人に1人が「推し」を持ち、多様な形で応援活動を行っている。矢野経済研究所の調査によれば、2023年のオタク市場規模は8,000億円以上に達し、アニメ市場においても過去最高の3兆3,465億円を記録。その中でも商品化（アニメ関連商品）が7,008億円、配信が2,501億円と市場全体を押し上げる要因となっている。
DMMは、これまで培ってきたエンターテインメント領域でのノウハウを活かし、映像作品を中心にグッズ販売やイベント開催、ゲーム化など、幅広い展開を可能にするプラットフォームを構築することで、新たなエンタメ体験を提供していく方針だ。
「DMM FILMS」の事業内容
「DMM FILMS」では、映画やドラマの企画・製作・出資を行うだけでなく、DMMが持つ各種サービスと連携し、作品の魅力を最大限に引き出す展開を進める。具体的には、
映像制作・配信：映画・ドラマの製作および配信サービスの展開
グッズ展開：DMM通販やDMMスクラッチを通じたオリジナルグッズの販売
イベント・催事：DMM Factoryを活用した展示・イベントの開催
ゲーム化：DMMのゲーム事業と連携し、映像作品のゲーム展開
これらを組み合わせることで、映像作品にとどまらない多面的な楽しみ方を提供する。
「DMM FILMS」の第1作目となる映画『山田くんとLv999の恋をする』は、2025年3月28日より全国公開される。本作はKADOKAWAが製作・配給を担当し、DMMは出資およびエンタメサービスを活用した関連施策を展開する。
映画公式サイト：映画『山田くんとLv999の恋をする』公式サイト
DMM FILMS公式サイト：DMM FILMS
