シングル歴8年の33歳、成海綾(足立梨花)が性欲に悩む『マイ・ワンナイト・ルール』第2話。ワンナイトの関係に踏み出すべく、自らルールを定めて行動するものの、理想と現実のギャップに翻弄される様子がコミカルかつリアルに描かれた。
物語は、成海が上司・堂島吾郎(平岡祐太)からワンナイトを提案されるところから始まる。しかし、彼女はルールを決めて最高の相手を探すことに専念することを決意。その初挑戦の場となったバーでは、なかなか声をかけられず時間が過ぎ、ようやく話しかけられた相手はホストというオチ。金目当ての男しか寄ってこないのは地味につらい。
一方、堂島は「ルールに縛られず、柔軟に対応したほうがいい」とアドバイスを送るが、彼自身が成海を誘惑する場面も。彼の存在が成海にとって障害なのか、それとも答えなのか、その曖昧な関係が物語に緊張感を与えている。
成海の恋愛模索は続き、彼氏と別れたばかりの友人・マリ(田青渚)が即座に合コンへ向かう姿を見て、自分も「女子力」を高める必要があると決意。服装を変えたことで自信を得た成海は、街中での視線を感じながら、新たな出会いへと向かう。実際に声をかけられ、流れに身を任せることにするが、突如現れた女性によって相手の男性は制裁され、計画は頓挫。そんな彼女の前に絶妙なタイミングで堂島が現れ、彼の「きれいだね」の一言が意味深長に響く。
クライマックスは合コンの場。20代の女性たちに囲まれ、居心地の悪さを感じる成海。しかし、堂島の大学の後輩・前田律(木村了)と出会い、彼との会話が進む中で堂島が嫉妬を滲ませる展開に。いや、本当に嫉妬しているのかどうか、わからない。これは彼なりの口説きの戦略なのか。そして、堂島はついに成海にキスをする。
2話で早くも堂島に落とされそうな成海。前田との関係も進展するのかどうか、気になる感じになってきた。一方で、堂島が元妻の叶美琴(酒井若菜)を忘れられないのでは、という振りもあった。この後、人間関係がややこしくなっていきそうな雰囲気を漂わせた2話だった。