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【ヒプノシスマイク】中王区・言の葉党:彼女たちの悪役としての魅力と奥深さ


アニメ!アニメ!の敵役連載で、『ヒプノシスマイク』の中王区。言の葉党を取り上げました。

「ヒプノシスマイク」の支配者― 中王区“言の葉党”のカッコよさと、清濁併せのむ存在感 | アニメ!アニメ!

『映画 ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』は、観客の投票によって展開と結末が変化するのですが、言の葉党勝利のパターンもあります。TOHOシネマズ日比谷だとそのパターンが見やすいらしいですが、僕は試写会で見て、言の葉党に投票してしまった。

やっぱり最初は王道に、6つのチームのどれかの優勝パターンを見たいと思っていたのに、彼女たちのラップを聞いたら、いつの間にか投票していました。カッコよかったですね。

敵役で汚いこともやってるんですが、威厳とかっこよさを失わない、言の葉党の魅力を考えみました。
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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参考
中王区 (ちゅうおうく)とは【ピクシブ百科事典】

ヒプノシスマイクの女性たちは何故巨乳なのですか? – ヒプマイ – Yahoo!知恵袋
ヒプマイは男女差別を取り扱っているコンテンツになっています。コミックの一部ネタバレになってしまいますが、男性が女性に向かって「女が調子乗ってんじゃねー」「女なんてのは男の道具」など、女性軽視の発言をしています。よって、H歴が始まる前の世界は男尊女卑の傾向があったと考えられます。それが、H歴になってから逆転。政策的には、女尊男卑社会になりました(あくまでも、政策的には、であり、人々の意識的にはあまり変化がみられませんが)。散々馬鹿にされてきた女性が政権を握り、戦争のあり方を変え、ニホン全体(例のガバガバ設定により、なぜかヒプマイでは世界全体となっていますが)の主導権を握ったのです。そのことを強調するために、胸のサイズも大きめにしたのではないでしょうか。
ヒプマイのストーリーにおける性差別表現を改善してほしいというお願い – chidori1000’s blog
ヒプマイの中央区?ってどうして嫌われてるんですか?私は中央区好きなんですが… – Yahoo!知恵袋
中王区ってなんで人気でたの?|あにまん掲示板
「ヒプノシスマイク」特集|小林ゆう、たかはし智秋、山本希望が語る中王区“言の葉党”の強さと信頼関係 – 音楽ナタリー 特集・インタビュー
Femme Fataleを聴いて考えたヒプマイのジェンダー観|彗
ヒプノシスマイク「中王区」に見るミサンドリー|女三宮
 

「ヒプノシスマイク」特集|小林ゆう、たかはし智秋、山本希望が語る中王区“言の葉党”の強さと信頼関係 – 音楽ナタリー 特集・インタビュー
国から武力を廃止し、女性中心の社会を築いた。そのトップである乙統女は、男が領土を賭けてラップで競い合う“ディビジョン・ラップバトル”を主催している。

DRB (でぃびじょんらっぷばとる)とは【ピクシブ百科事典】
武力や兵器に代わって言葉が力をもつ世界を舞台に、それぞれの区画(ディビジョン)の代表MCグループがラップを使ってバトルを行い、領土を奪い合う。
主催者は作中世界で政権を握る[中王区](https://dic.pixiv.net/a/%E4%B8%AD%E7%8E%8B%E5%8C%BA)。表向きは領土の争奪戦という名目だが、男たちの争う敵となる対象をつくり、中王区に向ける敵意を散漫させることが意図としてある。また、資金集めの娯楽ビジネスとしての側面もあり、収益も上々らしい。

『大奥』と比較できる?
 

Point
男性の暴力性を否定して、女性による支配を樹立した存在であるという点、、、そこへの矛盾、支配者としての策略も暴力もある程度ある存在
今回の映画での立ち位置
男女逆転の支配者としての悪役、それは意味すること
 
 
Intro

ヒプノシスマイクの世界観はユニーク

武器のない世界で力となるのは言葉、リリックで勝負する世界で男たちはマイクを握って領土をかけて戦っている。

それを支配するのが、女性だけの言の葉党。男性の暴力性から社会を開放するために女性による支配を樹立した、男性キャラたちにとっては立ちはだかる存在だ。
 
 
Body1男女逆転の支配構造

一般社会において、支配層は圧倒的に男性。女性は従属される立場に置かれる

その社会に反旗を翻してクーデターを成功させた。ラップで。

女性優位の社会構造と一応はなっている。

それがどれだけ一般にまで浸透しているかはさておき、強い女性を表象する存在だ。

男性にとっては倒すべき敵となっている。

3人の過去にはそれぞれこうした活動をする理由となる強い動機がある
 
 
Body2彼女たちのリリックで歌われること

彼女たちのラップはとっても強くてカッコいい。

そのいで立ちは、従属しない力強いイメージを与える。

軍服であるということもあってか威圧的で、男に支配されない女性像だ。

彼女たちのリリックにもそれは表れている。

一方で戦いとは従来も現実社会も武力だけではない、プロパガンダというのは、言葉などの表現によって行われるもの、あるいは軍服のイメージでもできる。

彼女たちの食ている軍服は非常にカッコよくて強そうだ。あれを着れば自分も将校のような強い立場に慣れそうな気がしてくる。
 
支配者としてのプロパガンダ戦略はあるか。
軍服だけで権力を手にした男の驚くべき実話。映画『ちいさな独裁者』監督インタビュー – Film Goes with Net
彼女たちは自分たちの権力性を、様々な形で演出し、人が従うように洗脳しているとも言えるかもしれない。

実際、あのマイクが洗脳装置として機能するという描写もある。
 
 
Body3 今回の劇場版

正々堂々、ラップで真正面からぶつかる様がみられる。

負けた男連中も全力を出して悔いのないと言った表情を浮かべていた。

試写では中央区の勝利だった。たしかに彼女たちの貫禄はすごかったし、カッコよかった。
 
 
現実の国際社会が男の暴力性で武力に傾いてきているので、言葉で戦うこの世界は正解に見えてきてしまう。・・・いれるか?
 
 
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メモ終わり。

試写では彼女たちの勝利パターンを見たので、一般劇場では、敗北するパターンも見たいなと思っています。まずは池袋の劇場でバスターブロスの勝利を見たい。
 

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