ユニバーサル・スタジオとドリームワークスがタッグを組んだ実写映画『ヒックとドラゴン』(原題:How to Train Your Dragon)が、2025年秋に日本公開されることが決定した。アニメ版の魅力を最新の映像技術で実写化し、圧倒的なスケールで描くドラゴンライド・アドベンチャーが幕を開ける。
2010年に公開されたアニメーション映画『ヒックとドラゴン』は、アカデミー賞長編アニメーション賞・作曲賞へのノミネートをはじめ、ゴールデングローブ賞最優秀長編アニメーション映画賞やアニー賞10部門受賞を果たした。全世界興行収入は4億9万ドルを超え、その後、2014年と2019年に続編が公開され、スピンオフのTVシリーズも配信されるなど、世界中で愛される作品となった。
今回の実写版は、アニメシリーズを手掛けたディーン・デュボアが監督を務め、実写映画『ラ・ラ・ランド』(2017年)や『クルエラ』(2021年)を手掛けたマーク・プラットがプロデューサーとして参加。IMAX®カメラによる迫力の映像で、バイキングの少年ヒックとドラゴンのトゥースの友情と冒険が新たな形で描かれる。
主人公のヒック役には『ブラック・フォン』(2021年)で注目を集めた新鋭メイソン・テムズが抜擢。ヒックの親友で戦士のアスティ役は、『ダンボ』(2019年)でスクリーンデビューし、『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(2025年)にも出演予定のニコ・パーカーが務める。また、ヒックの父ストイック役はアニメ版でも同役の声を担当したジェラルド・バトラーが演じ、鍛冶屋のゲップ役には『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』(2008年)や『宇宙人ポール』(2011年)で知られるニック・フロストがキャスティングされた。
公開された特報映像(30秒)では、ヒックとトゥースの出会いが描かれている。ドラゴンと戦いながら暮らしてきたバイキング一族の中で、ヒックはある日、森の中で傷ついたドラゴンのトゥースと遭遇。運命的な出会いを経て、互いに試練を乗り越えながら友情を深めていく。映像には、ヒックとトゥースのスリリングな飛行シーンや、バイキングとドラゴンの壮絶な戦いなど、迫力あるシーンが満載だ。
アニメ版の壮大なストーリーを基に、実写ならではの映像技術を駆使してスケールアップした本作。IMAX®カメラによるリアルな映像美と迫力のあるストーリーテリングが融合し、新たな映画体験を提供する。
アニメーション映画として世界的に成功を収めた『ヒックとドラゴン』。実写版はさらなる進化を遂げ、日本の観客をも魅了することだろう。2025年秋、スクリーンで繰り広げられる新たな冒険に期待したい。