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TikTokが安全対策を強化!ペアレンタルコントロール拡充&年齢認証を推進


ショートムービープラットフォーム「TikTok」が、保護者向けのサポートを強化し、10代の子どもたちが健全なデジタル習慣を身につけるための新たな機能を導入することを発表した。今回のアップデートにより、「ペアレンタルコントロール」機能が拡充され、保護者が子どものアカウントをより柔軟に管理できるようになる。
 

「ペアレンタルコントロール」機能の拡充

TikTokは、2019年に「ペアレンタルコントロール」機能を導入し、以降、保護者や専門家の意見を取り入れながら改良を重ねてきた。今回の新機能として「休憩タイム」が追加され、保護者が指定した時間帯に子どものTikTok利用を制限できるようになった。これにより、食事時間や学習時間、夜間の就寝時間など、家庭のライフスタイルに合わせた利用管理が可能となる。

また、フォロー・フォロワーの管理機能も強化された。子どもがフォローしているアカウントやブロックしたアカウントを保護者が確認できるようになり、デジタルリテラシーを高めるための対話がしやすくなる。

さらに、今後数カ月以内に、10代の子どもがTikTokのルールに違反していると感じた動画を報告する際、保護者などの信頼できる大人に通知する機能が導入される予定だ。

 

スクリーンタイム管理の強化

新機能により、保護者は以下を含む15以上の安全・健康・プライバシー機能を管理できるようになる。

  • STEMフィードの再有効化: 10代の子どもが無効にしたSTEM(科学・技術・工学・数学)のコンテンツフィードを再び有効にすることが可能。
  • カスタマイズ可能なスクリーンタイム制限: 平日は短時間、週末は長時間など柔軟な設定ができる。制限時間を超過すると、保護者の承認なしには利用できなくなる。
  • 公開設定の管理: 16歳未満のユーザーがアカウントを「公開」に変更した場合、保護者が「非公開」に戻すことが可能。

 

夜間の利用制限とリラックス機能

TikTokは、10代の子どもたちが夜間にスクリーンから離れるよう促す新機能も導入する。16歳未満のユーザーが午後10時以降にTikTokを利用している場合、「おすすめ」フィードに「気持ちを落ち着かせて睡眠を促す」コンテンツが表示される。

この機能では、視聴中の動画が一時的に中断され、落ち着いた音楽とともにリラックスを促す通知がフルスクリーンで表示される。さらに視聴を続ける場合には、再度注意喚起の通知が表示される。なお、18歳未満のユーザーへのプッシュ通知は夜間に送信されない仕様となっており、変更はできない。

今後、「気持ちを落ち着かせて睡眠を促す」機能に「瞑想エクササイズ」を追加するテストも行われる予定だ。

 

年齢認証に関する取り組み

TikTokは、プラットフォーム全体で年齢認証の強化に取り組んでおり、13歳未満のユーザーが利用しないよう技術的な対策を講じている。また、10代の子どもたちが年齢に応じた利用体験を得られるよう、適切な環境整備を進めている。

さらに、情報政策リーダーシップセンター(Centre for Information Policy Leadership)やWeProtect Global Allianceが主催する「年齢確認に関するマルチステークホルダーによる対話」にも参加し、業界全体での年齢確認の手法について議論を重ねている。

TikTokは今後も安全対策の向上を図るとともに、新機能の導入を継続し、創造性を発揮しやすい環境づくりを進めていくとしている。

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