国内最大級のフランス映画の祭典「横浜フランス映画祭 2025」が、3月20日、横浜で開幕した。32回目を迎える今回は「Avec〜新しい感性との出会い」をテーマに、3月23日までの4日間にわたり最新のフランス映画を上映し、多彩なゲストを迎える。
開幕を祝し、横浜市役所アトリウムでレッドカーペットイベントが開催された。スペシャルゲストとして登場した歌手のクリスタル・ケイは、圧巻のライブパフォーマンスを披露。2曲を力強く歌い上げ、「横浜にしかない和洋折衷な素敵な港町を楽しみながら、様々な映画を満喫してほしい」と観客に呼びかけた。
レッドカーペットには、米アカデミー賞で最多12部門にノミネートされた『エミリア・ペレス』のジャック・オーディアール監督や、カンヌ国際映画祭で絶賛され、フランス国内で940万人を動員した大ヒット作『The Count of Monte-Cristo』のマチュー・デラポルト監督、アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール監督、俳優のアナマリア・バルトロメイらが登場。さらに、フランスで活躍するダンサー・ATSUSHIも加わり、華やかなイベントとなった。
レッドカーペットのフィナーレには、映画祭の公式アンバサダーを務める俳優の二階堂ふみが登場。開会宣言として「横浜フランス映画祭 2025では、素晴らしい作品がたくさん上映される。素敵な4日間になると思う。横浜フランス映画祭 2025、開幕です」と力強く述べた。
その後、映画祭のメイン会場である横浜ブルク13にてオープニングセレモニーが開催された。二階堂は、「素晴らしいゲストの皆さんが来てくださったおかげで、レッドカーペットが非常に盛り上がり、良い開幕となった」と振り返り、映画祭を訪れる観客に向け「この4日間で素晴らしい作品が数多く上映される。ぜひこの機会を存分に楽しんでほしい。私自身も観たい作品がたくさんあり、とても楽しみにしている」と語った。
「Bonjour YOKOHAMA」を合言葉に、フランス映画ファンのみならず幅広い観客に新しい感性との出会いや映画体験を提供する本映画祭。3月23日まで、多彩なプログラムが展開される予定だ。