映像制作ソリューション大手のAvidは、Amazon Web Services(AWS)との戦略的提携を発表し、クラウドベースのポストプロダクションフレームワーク「Avid on AWS」の提供を開始すると明らかにした。新フレームワークは、2025年4月に米ラスベガスで開催されるNAB Show 2025にて正式発表される予定である。
「Avid on AWS」は、同社の代表的なポストプロダクションツールである「Avid Media Composer」や「Avid NEXIS」ストレージを含む各種ソリューションをAWS上で利用可能にするもので、制作会社やポストプロダクション施設に対し、インフラ構築の複雑性を軽減し、最大40%の運用コスト削減、約60%の導入期間短縮を実現するとしている。また、リモートアクセスにより世界中の人材と連携できる環境を提供し、制作現場におけるスキル不足にも対応する。
新フレームワークでは、プロジェクトごとのニーズに応じたテンプレートを使用することで、数時間以内に制作環境の構築が可能になるという。
AvidのCEOであるウェルフォード・ディラード氏は次のように述べている。「ポストプロダクションをクラウドに移行することで、クリエイティブチームにとってはより高速かつ効率的なワークフローとリアルタイムなコラボレーションが可能になる。メディアへのアクセスも容易になり、創作の流れを中断することなく作業を進められる。私たちは、すべてのタイムラインが物語であると信じており、いつでもどこでもインスピレーションを形にできる環境を提供することに尽力している」
「Avid on AWS」フレームワークはAWS Marketplaceで提供される予定であり、今後2025年を通じて、映画・テレビ業界および企業向けの高度なトレーニングプログラムなど、さらなる機能拡張が進められる。
AWSのメディア&エンターテインメント部門におけるグローバル戦略・事業開発リーダーであるクリス・ブランディ氏は、「Avidとの提携により、グローバルで効率的なコンテンツ制作の新たな標準が生まれる。業界全体の導入スピードとコンテンツ提供の加速を支援しつつ、煩雑な運用負荷を取り除き、プロフェッショナルな制作管理体制の維持を可能にする」とコメントしている。
また、同展示会では、Avid傘下の企業であるWolftechが開発したニュース制作支援ソリューション「Wolftech News」もAWSブース(スタンド番号:W1343)内のAWSシアターにて紹介される。発表は4月6日(日)12時45分から13時15分まで行われる予定である。Wolftech Newsは、ストーリー中心のワークフローを容易に管理できるシステムとして、報道現場での活用が期待されている。
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