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トランプ政権関税措置におけるアジア製書籍・コミックの扱いが判明 免除対象に


アメリカ政府が先週発表した新たな輸入関税措置において、アジアで印刷された書籍やコミックが関税の対象外となることが明らかになった。これはホワイトハウスが発表した通達に基づくものだとICv2(アイシーブイツー)が報じた。同ニュースは、アメリカの小売業者や業界関係者向けに、コミック、アニメ、ゲーム、トレーディングカードの情報を提供する専門サイトだ。

今回の関税措置は、中国からの輸入品に対し最大34%、韓国に対して25%、日本に対して24%の追加課税を行うというもの(参考:「Worst Case Tariffs」)。これにより出版業界への影響が懸念されていたが、ICv2のコラムニストであるスコット・ソーン氏は、自身のコラム「Rolling for Initiative」にて、アジアで印刷されたTRPG(テーブルトークRPG)関連書籍の事例を挙げつつ、「一枚ものではない印刷書籍、パンフレット、リーフレットなどの印刷物は関税の対象から除外されている」と指摘した。

コミックや書籍の多くがアジア諸国で印刷されている現状において、今回の免除措置は業界関係者や読者にとって朗報であるといえる。今後も関税政策の動向が出版・印刷業界に与える影響を注視する必要がある。

ソース:ICv2: Tariffs Will Not Apply to Books and Comics Printed in Asia