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「京都アニものづくりアワード2025」応募開始 京まふで表彰へ──アニメ×異業種コラボ6部門&個人クリエイター動画特別賞


アニものづくりアワード実行委員会は17日、アニメやマンガ、キャラクターを活用したタイアップ施策を表彰する「京都アニものづくりアワード2025」を開催すると発表した。応募期間は5月12日から6月30日まで。グランプリおよび各部門の入賞作品は、9月20日・21日に京都市内で開かれる「京都国際マンガ・アニメフェア2025(京まふ)」会場にて発表・授賞式を行う予定だ。

6部門+特別賞を設置、個人クリエイターも対象に

 本年度の選考対象は、2023年1月1日から2025年6月30日までに発売・公開・実施された商品・サービス・プロモーション施策で、以下6部門に分類される。

  1. アニメーションCM部門

  2. コンテンツタイアップ部門

  3. オリジナルコンテンツ部門

  4. クラフトデザイン部門

  5. インターナショナル部門

  6. 地方創生部門

 さらに、企業や自治体と協業したアニメCM・動画を対象とする「個人クリエイター動画特別賞」を新設し、インディペンデントな制作者の参加を後押しする。各部門の頂点には総合グランプリが贈られる。

夏野剛氏が委員長、産学業界から多彩な選考委員

 選考委員長には近畿大学情報学研究所長でKADOKAWA代表執行役社長の夏野剛氏が就任。ジャーナリストの数土直志氏、立命館大学の中村彰憲氏、エンタメ社会学者の中山淳雄氏、スタジオM2社長の丸山正雄氏、キャラクターデータバンク社長の陸川和男氏らが委員を務める。特別選考委員としてKYOTO CMEX委員長の齋藤茂氏、ジェンコの真木太郎氏などが名を連ねる。

アワードの歩みと狙い

 「アニものづくりアワード」は2017年に創設され、今回で8回目を迎える。これまでに延べ930件超が応募し、サントリー「天然水×『君の名は。』」、IBM「ソードアート・オンライン ザ・ビギニング」など話題性と成果を兼ね備えたコラボがグランプリを獲得してきた。実行委員会は「アニメ産業と異業種の懸け橋として、ビジネスセミナーやノウハウ共有を通じコラボ市場を拡大させる」と意気込みを語る。

応募方法と問い合わせ

  • 応募期間:2025年5月12日(月)〜6月30日(月)

  • 対象:企業・団体による商品・サービス・広告・プロモーション(アニメ・マンガ・キャラクター活用)

  • 応募フォーム:アニものづくりアワード公式サイト(https://animono.jp)

 問い合わせはアニものづくりアワード実行委員会(award@animono.jp)まで。

背景――アニメ×ものづくりの高まる需要

 世界的なアニメブームを追い風に、自動車、食品、IT、伝統工芸など各業界がアニメと協業する事例は年々増加している。京都市が主催する「京まふ」は西日本最大級のコンテンツ見本市として国内外から注目を集めており、同アワードは同フェアと連携して優れた異業種コラボのモデルケースを発信する構えだ。

 今年新設された個人クリエイター向け特別賞により、企業広告とインディーズ作家のマッチングが加速しそうだ。