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第12回新千歳空港国際アニメーション映画祭、コンペティション部門の作品募集を開始――短編・長編・30Seconds部門の3カテゴリーで募集


第12回新千歳空港国際アニメーション映画祭(会期:2025年11月21日~25日)は、コンペティション部門の作品募集を開始した。対象となるのは短編(30分未満)、長編(30分以上)、および30秒以下のループ作品を含む「NEW CHITOSE 30 Seconds部門」の3カテゴリー。

本映画祭は、2024年度に総計2258件の応募を集めた国内最大級のアニメーション映画祭であり、アニメーション表現の拡張と国際的な文化交流の場の創出を目的としている。今回の募集もその理念を踏襲し、多様な作品の発掘と発信を図る。

応募締切と部門構成

各部門の応募締切は以下の通り。

  • 短編部門・ミュージック部門:2025年6月30日(月)まで

  • 長編部門および30 Seconds部門:2025年7月21日(月・祝)まで

短編部門は「インターナショナル」「日本」「学生」の3つのサブカテゴリーに分類され、事務局および選考委員によって振り分けが行われる。ミュージック部門ではアニメーションと音楽の融合を重視した作品を募集。長編部門は30分以上の作品が対象となるが、VRや360度形式作品は今回は対象外となっている。

30 Seconds部門については、新千歳空港内に設置されたデジタルサイネージを活用し、約1か月間にわたって入選作品を上映する。年間2200万人が利用する同空港において、空間的・視覚的に作品を広く届ける新たな試みである。

応募条件と手続き

応募対象となるのは、2023年以降に完成したアニメーション作品。日本語または英語以外の言語を使用する場合は、英語字幕の付与が求められる(入選時には日本語字幕も必要)。出品料は全カテゴリーで無料。

応募は、公式ウェブサイトのオンラインフォームまたはFilmFreewayを通じて行う。作品情報、監督の顔写真、3枚の作品画像(30 Seconds部門は1枚)、インターネット上でストリーミング可能な映像素材が必須となる。

入選発表と上映

選考は事務局および専門の選考委員によって行われ、結果は以下のスケジュールで発表される予定である。

  • 短編・ミュージック部門:2025年8月末

  • 長編部門:2025年9月末

  • 30 Seconds部門:2025年9月中旬

入選作品は映画祭期間中、コンペティションプログラムとして有料上映される。30 Seconds部門に関しては、空港内の大型映像システムおよび館内のサイネージで上映される。

各賞と副賞

短編部門、長編部門、ミュージック部門では、国際審査員による審査を経て以下の賞が授与される。

短編部門

  • グランプリ:賞金100万円

  • 日本グランプリ:賞金50万円

  • 新人賞:賞金20万円

  • 学生グランプリ:記念品

長編部門

  • グランプリ:賞金30万円

ミュージック部門

  • ベストミュージックアニメーション:賞金10万円

30 Seconds部門

  • Best 30 Seconds:記念品

※賞金はいずれも源泉徴収対象。

招待と特典

短編および長編部門の入選者(1作品につき1名)は、映画祭期間中の往復渡航費の一部、宿泊、飲食費が支給される(学生コンペティションは渡航費対象外)。ミュージック部門でも同様の招待が行われる。

作品利用と注意事項

入選作品は映画祭広報の一環として、作品の一部(総尺の10%以下)や画像等が使用される場合がある。また、選考内容や結果に関する問い合わせや異議申し立ては一切受け付けない。FilmFreeway経由での応募も、映画祭の規約に同意したものとみなされる。