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難民の子どもたちに希望を届ける旅 映画『ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~』が7月11日公開決定


戦火を逃れたシリア難民の少女をかたどった人形“アマル”が、世界を巡る壮大なアートプロジェクトに密着したドキュメンタリー映画『ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~』が、2025年7月11日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開されることが決定した。

本作は、戦争や迫害によって故郷を追われた子どもたちの現実に光を当てる国際的プロジェクト「The Walk」に密着し、3.5メートルの“アマル”人形の旅を通じて、世界中の人々に難民の子どもたちの声と希望を届けようとする作品である。ドキュメンタリーとフィクションを巧みに融合させた演出が特徴で、観客に強いメッセージ性を投げかける。

物語はトルコとシリアの国境から始まり、ヨーロッパ各地を巡るアマルの旅路を描く。その旅の中では、2025年4月21日に逝去したローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇との感動的な対面も収められており、難民の子どもたちの窮状を世界のリーダーに訴える姿が記録されている。

監督は、アカデミー賞で長編国際映画賞と長編ドキュメンタリー賞の両方にノミネートされた『ハニーランド 永遠の谷』(2019年)のタマラ・コテフスカ。彼女にとって本作は、バルカン半島出身として難民問題を身近に感じてきた経験をもとに制作された渾身の一作である。単なる悲痛な記録にとどまらず、難民一人ひとりが可能性を持つ存在であることを訴える社会的メッセージが込められている。

また、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の2024年の報告によれば、世界には約1億1730万人の避難民がおり、そのうち推定4700万人が18歳未満の子どもである。こうした現状に対し、本作は“声なき声”を映像化し、観客に対して共感と行動を促す。

希望と連帯を伝える“アマル”の旅を描いた本作は、子どもたちの未来と人間の尊厳について考えるきっかけを与える映画である。公開は2025年7月11日(金)より、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショーとなる。

公式サイト:映画『ザ・ウォーク 〜少女アマル、8000キロの旅〜』 | 戦争によって家や家族、日常生活のすべてを失った子どもたちの声を伝えるため、3.5メートルの人形アマルがヨーロッパ横断の旅に出る──