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鹿児島発の女性映画プロデューサー・小川夏果、「輝く女性賞」受賞 自主制作映画『郷』は国際映画祭で快進撃中


地方発の映画制作を通じて世界を目指す女性映画プロデューサー・小川夏果が、国際ソロプチミスト鹿児島支部より「輝く女性賞」を受賞した。独自の表現で国際舞台に挑む自主制作映画『郷(VICISSITUDE)』も国内外で高い評価を受けており、小川の活動が注目を集めている。

地方から世界へ――「郷」のプロデューサー小川夏果が描く未来

小川夏果は熊本県出身。現在は鹿児島県姶良市を拠点に、Letheany&Co.合同会社の代表として映画制作に取り組んでいる。同志社大学法学部を卒業後、銀行勤務を経て女優に転身。「信長協奏曲」や「刑事7人」などのテレビドラマに出演したのち、2019年に北京電影学院へ留学。映画の本質と国際的な映像表現を学んだ後、プロデューサーとしての活動を本格化させた。

小川が手がけた映画『郷(VICISSITUDE)』(監督:伊地知拓郎)は、セリフを極力排し、視覚と聴覚、リズムで感情を伝えるという革新的な手法を用いた作品である。心で感じる映画体験を追求した本作は、日本国内のみならず海外でも高く評価されている。

『郷』、アジアから世界へ 上海国際映画祭・重慶映画祭で受賞

『郷』は2024年に完成し、以下の実績を残している。

  • 上海国際映画祭アジア新人部門 正式ノミネート

  • 重慶35mm批評家週間 最優秀賞 受賞

  • 文部科学省選定映画として認定(全国中学・高校にて人権教育学習プログラムへ導入)

若干20代の監督・伊地知拓郎との協業によって生まれた『郷』は、言語に依存せずに観客の感覚に訴えかけるアプローチで、今後の日本映画界に新たな風を吹き込む存在となっている。

「輝く女性賞」受賞に寄せて 文化と地域をつなぐ小川のビジョン

小川は地方から世界へ発信する映画制作を通じて、文化交流と人材育成に貢献している。今回の「輝く女性賞」は、こうした彼女の地道な取り組みと未来を担う女性リーダーとしての姿勢が評価されたものである。

今後は、映画『郷』のさらなる国際展開を視野に入れつつ、「映画×教育×地域振興」を融合させた新たなプロジェクトを鹿児島を拠点に推進していく予定だ。