独立系書店kamos(所在地:東京都墨田区)は、2025年5月1日より、各分野の第一線で活躍する研究者やアーティストによる選書サブスクリプションサービス「kamos選書」をスタートする。本サービスは、2ヶ月に1冊、選書者による推薦文とともに書籍を届けるもので、人文・アート・社会といった領域に興味を持つ読者に向けて、新たな知的体験を提案する。
知の最前線から届く“読む冒険”──「kamos選書」の特徴
「kamos選書」は、キュレーターごとにテーマ設定のもと選書された書籍を、2ヶ月に1回、計6冊にわたって届ける定期購読型サービスである。各冊には選書者の推薦文が同封され、読書ガイドとして機能する。
サービスの狙いは、「何を読めばいいかわからない」「新しい視点に触れたい」といった知的欲求に応えること。書店の役割を「本との出会いの場」から「知性との対話の場」へと広げる試みでもある。
参加キュレーターには多彩な専門家が集結
選書を手がけるのは、美学者・伊藤亜沙、映画研究者・北村匡平、アーティストコレクティブ・Chim↑Pom、文化人類学者・福永玄弥、哲学者・朱喜哲ら23組。いずれも人文学、芸術、社会問題といった分野で先端的な活動を展開する個性豊かな顔ぶれだ。
彼らはそれぞれの専門領域や関心に基づいて選書し、その理由や思索を込めたテキストを添えて発送する。書籍そのものだけでなく、それに付随する知的背景が大きな魅力となっている。
サービス詳細と申込方法
「kamos選書」サービス概要
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配送頻度:2ヶ月ごと(年間6回)
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価格:3,100円〜4,800円(税込・2ヶ月ごと)※キュレーターごとに異なる
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特典:キュレーター推薦文付き、イベント優先案内
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申込開始:2025年5月1日(水)19時
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申込締切:2025年6月15日(日)23時30分
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初回発送:2025年6月30日(月)以降順次
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申込方法:kamosオンラインストア(https://kamos.base.ec)にて受付
「kamos選書」が提供する新しい読書体験とは
このサービスは、書店ならではの温かみと、キュレーターとの対話感を両立した新しい読書体験である。読者は自らでは選ばなかったかもしれない一冊と出会い、同時に選者の視点や知見を通じて読書の奥行きを味わうことができる。
書店kamosは、本を通じて世界との関係性を見つめ直す場として、読書体験の拡張を目指す。「kamos選書」を通して、日常に知的な冒険を加えることが期待される。