King & Princeの髙橋海人と俳優・中村倫也が、TBSの2025年7月期金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』(毎週金曜22時放送)でW主演を務めることが明らかとなった。本作は、正義感あふれる新人麻薬取締官と、型破りで不真面目な教育係がバディを組み、謎に満ちた新型ドラッグ「DOPE」に立ち向かう本格アクション×ヒューマンドラマである。
近未来を舞台に描く、熱きバディドラマ
原作は「第20回電撃小説大賞」受賞作家・木崎ちあきによる同名小説。物語の舞台は、新型ドラッグ「DOPE」が蔓延する近未来の日本。新人麻薬取締官・才木優人(髙橋海人)は、ある日突然、極秘組織「麻薬取締部特捜課」へと異動を命じられる。そこで出会ったのは、型破りでやる気の見えない教育係・陣内鉄平(中村倫也)だった。
性格も価値観も正反対な二人は、反発し合いながらもバディとして任務にあたることに。不可解な事件の数々に挑む中で、彼らが抱える“ある秘密”も徐々に明かされていく。
髙橋海人、TBSドラマ初主演「心も熱々になれる作品」
本作でTBSドラマ初主演を果たす髙橋は、真面目で正義感に満ちた新人取締官・才木を演じる。子どもの頃に無差別テロ事件を目の当たりにし、母親がDOPE依存に苦しむ姿を見てきた過去を持つ才木は、薬物に対して強い正義感を抱く人物である。
髙橋は「最初は不安もあったが、中村さんと共演できると聞いて安心した」と語り、「倫也さんからは毎日、現場で養分をもらっているような気持ち」と信頼を寄せた。
中村倫也、3年ぶりTBS主演「手ごねハンバーグのように育てています」
中村が演じる陣内は、DOPEに強い憎しみを抱く過去を持つ、冷静沈着かつ戦闘能力に長けた取締官。髙橋との初共演について「性格も人間性もかわいくて仕方ない」と語り、「裏では手ごねハンバーグのように丁寧に育てている」とユーモア交じりにコメントした。
本作は、中村にとって『石子と羽男』以来3年ぶりのTBSドラマ主演となる。
プロデューサー、原作者も太鼓判 「泣けるアクションドラマ」に期待
プロデュースを担当する長谷川晴彦氏は「撮影初月で既に役者の芝居に何度も涙した」とコメント。アクション、近未来、バディという派手な要素の中に、髙橋と中村が織りなす繊細な人間ドラマが込められていると語る。
原作者の木崎ちあき氏も「大変幸運な作品。ドラマもきっと多くの方に“良いこと”を運んでくれる」と期待を寄せた。
『DOPE 麻薬取締部特捜課』は2025年7月、TBS金曜夜10時から放送開始
アクション、ヒューマンドラマ、CG、サスペンスと多彩な要素が詰め込まれた本作は、今夏注目の一作である。今後、追加キャストや主題歌の発表も予定されており、“金曜22時”が熱くなることは間違いない。
コメント
【髙橋海人】
僕が演じさせていただく才木優人は、特捜課に異動させられたばかりの新人の麻薬取締官で、正義感に溢れた真っ直ぐな人間なんですが、人間臭さや弱いところ、ダサいところもあって…。でも何かそういうところがかっこいいなと思える人間です。
最初にオファーをいただいた時は「僕で大丈夫なのか?」という不安もあったんですけど、倫也さんとご一緒できると伺って、めちゃくちゃ安心して「お願いします!」と言わせていただきました。倫也さんからは撮影現場でも毎日何らかの養分を摂取させていただいていて…本当に髙橋の教育係的な存在です(笑)。
初めて脚本を読んだ時は、「どうなるんだろう?」ってワクワクと不安が混ざった状態でした。アクションシーンが毎話展開されていくんですけど、どうやってこれを撮影していくんだろう・・・と思いながら読んでいたので、現場に入って、今は毎日勉強させてもらいながら撮影に臨んでいます。
既に1日で100カット以上撮影した日もあって、後半になるにつれてどんどんアクションも壮大になっていくと思うので、もっと大変になるんだろうなとは思っていますが、現場は和気あいあいとしています。
夏のドラマということで、体温も気温も暑いですけど、心も熱々になれるすごくかっこいい作品になっていると思うので、ぜひ見てください! よろしくお願いします!
【中村倫也】
本作の長谷川プロデューサーには昔からお世話になっていて、過去にも何回かお仕事しているんですけど、今回はえらく意気込んでオファーをしてくださったので、そこまでやる気なら乗っかろうかと思って乗っからせていただきました(笑)。
この作品はアクションシーンとCGの要素があるんですけど、それがいかに目が離せないものになるかがこの作品の肝となる部分かなと思っています。アクションがかっこいい作品、CGがすごい作品って地上波の連続ドラマでもあったと思うんですけど、このドラマは両方必要なので意欲作になっていると思います。自分の役割としては、正反対のバディとして僕の言動で才木にどんな刺激を与えるか、それを受けて才木はどんな選択をするのかっていうのがこのドラマの真ん中の柱だと思うので、非常にやりがいのある役をいただけたなと思いました。
陣内は一見、不真面目でやる気がなく、ダラダラと捜査もろくにせずみたいなところがあるんですが、そんな陣内にも“ある過去”があって。その過去がこのドラマの才木の成長という柱に次ぐ、2本目の柱になっているんじゃないかと思います。割と刺激物であり、劇物であり、キーパーソンでももちろんあるというキャラクターですね。
バディを演じる海人は、性格や人間性もそうですし、単純に一生懸命な年下ということで、かわいくて仕方ないです。陣内は最初は割と才木を雑に扱うんですけど、裏で僕は海人を手ごねハンバーグのように丁寧に育てています(笑)。
放送に向けて、毎週楽しみにしていただけるような作品を作れればと思っています。ぜひご覧ください。
【プロデュース:長谷川晴彦】
本作の企画書を書いている時、その空間には私一人しかいませんでした。頭の中で才木と陣内の活躍を描きながら、涙していたのを思い出します。そこに、脚本・田中さんとプロットチームが加わり、信頼している俳優陣が参加してくれることになり、昔からの仲間であるスタッフが加わり、今、私の目の前で才木と陣内が躍動しています。
近未来、アクション、正反対のバディなどと賑やかなワードが飛び交う本作ですが、注目すべきは髙橋海人さんと中村倫也さんが紡ぎ出す人間ドラマです。私、撮影一か月で既にお二人のお芝居で数回泣いています。企画書を書いていた時の涙より、その量が多いのは言うまでもありません。
さらに今後、発表される豪華な俳優陣、主題歌、挿入歌、劇伴。そして、放送される度に明かされていく“ある秘密”の真実。
皆様の金曜の夜が、この作品で彩り豊かな時間になるよう、さらに皆で物語を紡いでまいります。
【原作:木崎ちあき】
原作の「DOPE」という小説は大変有難いことに、まず企画コンペで選んでいただいて雑誌での連載が決まり、またさらにその後ドラマ化の機会までもいただくという、とてつもなく幸運な一作でございました。これほどまでにご縁と僥倖に恵まれた作品ですので、きっとスタッフ&キャストの皆様、制作に携わる方々はもちろんのこと、視聴者の皆様にも何か良いことを運んでくれるような、そんな素敵なドラマになっちゃうんじゃないかなと勝手に思っております。
ド派手に生まれ変わったドラマ『DOPE』の放送、私自身もとても楽しみにしておりますが、ひとりでも多くの方に楽しんでいただけましたら原作者として大変幸甚に存じます。金曜よる10時、是非是非みんなで一緒に観ましょう!