映画『マリッジ・ストーリー』(2019年)での共演以来となるスカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーが、ジェームズ・グレイ監督の新作映画『Paper Tiger(原題)』で再びスクリーンに登場することが明らかになった。マイルズ・テラーも新たにキャストに加わり、主演3人の顔ぶれが出揃った。
本作は当初アン・ハサウェイとジェレミー・ストロングが出演を予定していたが、スケジュールの都合により降板。代わってヨハンソンとテラーが起用された。脚本・監督は『アド・アストラ』や『エヴァの告白』などで知られるジェームズ・グレイが務め、2025年6月より米ニュージャージー州で撮影が開始される予定である。
『Paper Tiger』は、「アメリカン・ドリーム」を夢見る兄弟が、やがて暴力と裏切りに満ちた陰謀に巻き込まれていくという緊迫感溢れる犯罪ドラマ。公式のあらすじでは、ロシアン・マフィアの脅威の中で家族の絆が崩壊し、信じていたものが裏切りへと変わっていく過程が描かれるとされている。
本作はRT Featuresのロドリゴ・テイシェイラ、AK Productionsのアンソニー・カタガスらがプロデューサーを務め、ヴィンセント・マラヴァルとキム・フォックス率いるThe Veteransが国際販売を、CAAメディア・ファイナンスが北米配給権を担当。プロジェクトのさらなる販売は、間近に控えるカンヌ国際映画祭マーケットで継続される。
スカーレット・ヨハンソンは現在、ウェス・アンダーソン監督によるコンペ作品『The Phoenician Scheme』や、監督デビュー作『Eleanor the Great』のカンヌプレミア上映でも注目を集めている。また、『ジュラシック・ワールド/リバース(仮題)』にも出演が決定しており、今夏公開予定である。
一方、マイルズ・テラーは『トップガン マーヴェリック』『セッション』など話題作への出演で知られ、Apple TV+の『The Gorge』をはじめ、ライオンズゲート製作のマイケル・ジャクソン伝記映画『Michael』や、A24作品『Eternity』にも出演。今後は、グレッグ・クエダー監督の『Possum Song』や、パラマウントによる『Winter Games』にも出演予定である。
ヨハンソンはCAAおよびBailey Brand Management、テラーはCAAと弁護士チャド・クリストファーによりマネジメントされている。
ソース:Scarlett Johansson, Miles Teller to Star in James Gray’s ‘Paper Tiger’