俳優・竹内涼真が主演を務め、木村文乃と初共演を果たすテレビ朝日ドラマプレミアム『看守の流儀』が、2025年6月21日(土)21時より放送されることが決定した。
原作は城山真一による小説『看守の流儀』。石川県・金沢に実在する加賀刑務所を舞台に、受刑者と刑務官たちの葛藤と再生を描いた本格ヒューマンミステリーである。人間ドラマと巧妙な謎解きが絡み合う本作は、”令和版『ショーシャンクの空に』”とも称される注目作だ。
脚本を担当するのは『スカイキャッスル』や映画『月の満ち欠け』を手がけた橋本裕志。監督には『神様のカルテ』や『星降る夜に』の深川栄洋が名を連ね、実力派スタッフ陣が結集する。
■竹内涼真が熱血刑務官を熱演
竹内が演じるのは、加賀刑務所に勤務する熱き刑務官・宗片秋広。彼は「受刑者に生きる希望を与えることが看守の使命」という信念を持ち、規律だけではなく人間性に重きを置いて職務に向き合う。
実際に刑務所を見学してから撮影に臨んだ竹内は、「“刑務所では何も起きない一日こそが良い日”という所長の言葉が印象に残っている。そこをどう物語として面白く表現できるかを深く考えた」と語り、「今までにない新しい作品ができた手応えがある」と自信をのぞかせている。
■木村文乃が謎多きキャリア刑務官に
一方、木村文乃が演じるのは、フランスでの勤務経験を持つエリート刑務官・火石司。IQが高く、常に冷静沈着。多くを語らないミステリアスな人物で、顔に刻まれた傷跡がその過去の深さを物語る。
役柄について木村は「火石は相手の二手三手先を読むような知的な人物。会話一つにも常に選択肢を持って話すため、“まっすぐ伝えたい”という自分の感情を抑えながら演じることが難しかった」と撮影を振り返った。
■社会の片隅で希望と再生を描く感動作
ドラマ『看守の流儀』では、受刑者と刑務官の間に芽生える絆や葛藤を通じて、人間の尊厳や希望の灯を描く。ひとりの刑務官が見せた温情が、やがて刑務所の体制すら揺るがす事態へと発展し、観る者の心を深く揺さぶる展開が待ち受けている。
テレビ朝日ドラマプレミアム『看守の流儀』は、2025年6月21日(土)21時よりテレビ朝日にて放送。