株式会社きずな出版(東京都新宿区白銀町)は、2025年5月23日(金)に、女優・安田成美によるエッセイ集『星の王子さま 私をつくっている大切なものたち』を刊行する。本書は、サン=テグジュペリ原作の『星の王子さま』に深く心を寄せる著者が、作品の中の印象的な言葉から想起される記憶や想いを綴った一冊だ。
『星の王子さま』の言葉から紡がれる、12篇の珠玉の物語
本書には、「どうしてだろう?」「育つ」「共有できる人」「笑いの力」など、日々の暮らしや人生の節目で湧き上がる感情をテーマとした12篇のエッセイが収録されている。幼少期の記憶、女優としての歩み、そして母としての日々――安田がこれまでに経験してきた「大切なものたち」が、『星の王子さま』の言葉とともに描かれている。
イラストはすべて安田本人による描き下ろし。ページをめくるたびに、読者の心の奥にそっと触れる作品に仕上がっている。
朗読劇「星の王子さま」から生まれたエッセイ集
安田は中学生の頃より『星の王子さま』を愛読してきたという。2024年10月には、自身で企画・開催した朗読劇「星の王子さま」第1回公演が実現した。本書では、その台本に使われた一節を中心に、笑い、愛、別れ、成長、命など、人生の普遍的なテーマを丁寧に紡いでいる。
また、2025年7月には第2回朗読劇の開催も予定されており、本書と合わせて楽しめる内容となっている。
書籍概要
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書名:星の王子さま 私をつくっている大切なものたち
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著者:安田成美
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定価:1,500円+税
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判型:四六判並製/128ページ
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ISBN:978-4-86663-281-0
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発売日:2025年5月23日(金)
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出版社:株式会社きずな出版
著者プロフィール
安田成美(やすだ・なるみ)は1966年、東京都生まれ。1981年にCM出演で芸能界入りし、アニメ映画『風の谷のナウシカ』のイメージソングで歌手デビュー。以降、『同・級・生』など数多くのドラマ、映画、CMに出演し、1994年に結婚。二男一女の母として家庭を大切にしながら、テレビドラマ『みをつくし料理帖』や朗読劇『星の王子さま』などに出演し、幅広く活躍している。著書に『愛だナ!』(主婦の友社)、『日々を編んでいく』(宝島社)などがある。
心の奥に眠っていた記憶や感情をそっと呼び起こし、日々の暮らしを丁寧に見つめ直すきっかけとなる一冊。『星の王子さま』を愛するすべての人に贈りたい、やさしさと光に満ちたエッセイ集だ。