大森南朋×相葉雅紀×松下奈緒がトリプル主演！テレ朝水9枠10年ぶり新刑事ドラマ「大追跡」7月放送開始

杉本穂高 2025年6月2日

「相棒」「特捜9」に続く新シリーズ、現代捜査の最前線を描く

大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演を務める新刑事ドラマ「大追跡～警視庁SSBC強行犯係～」が、7月9日からテレビ朝日系水曜よる9時枠で放送開始されることが2日、発表された。

同枠では「相棒」「特捜9」などの人気刑事ドラマを放送してきたが、2015年の「刑事7人」以来10年ぶりとなる新シリーズの誕生である。

本作の舞台となるのは、2009年に警視庁に新設された捜査支援分析センター（SSBC：Sousa Sien Bunseki Center）。防犯カメラ映像の分析、スマートフォン・パソコンの解析、犯人像のプロファイリングなど、現代捜査のキーマンとも言うべき専門部隊の活躍を描く。

大森南朋 が演じるのは、SSBC強行犯係の機動分析担当・伊垣修二。元捜査一課の刑事だが、3年前の問題で現部署に異動となった。犯人逮捕への強いこだわりを持つ人物だ。

相葉雅紀 は、警察庁から出向してきたキャリア組・名波凛太郎役。一流大学卒業後、外資系証券会社を経て国家公務員総合職中途採用試験に合格した異色の経歴を持つ。元警察庁長官で現内閣官房長官の伯父を持つという設定である。

松下奈緒 が演じるのは、警視庁捜査一課主任の青柳遥。実は伊垣の元妻で、4年前に離婚し13歳の娘を育てる働く母親でもある。実力とリーダーシップを認められ主任に抜擢された実力派刑事だ。

脚本を手がけるのは「HERO」「ガリレオ」「DOCTORS 最強の名医」シリーズなどのヒットメーカー・福田靖。群像劇に定評のある福田が全話にわたって手掛けるオリジナル脚本となる。

福田は「今年で脚本家生活30年になるが、今まで使ったことがない脳みそを使っているような感覚」とコメント。テレビ朝日水曜9時枠10年ぶりの新作という重責を感じながらも、「毎話全力投球という感覚で書いている」と意気込みを語った。

大森南朋は「初日からすでに3、4年やっているかのような雰囲気が出ていた」と撮影現場の良好な雰囲気を明かし、「この空気のまま、ずっと長く行けたらいい」と長寿シリーズへの期待を示した。

相葉雅紀は、東山紀之や井ノ原快彦も主演を務めた水曜9時枠での起用に「驚きと光栄に思う気持ち」を表現。「1日1日の撮影を大事にやっていきたい」と抱負を語った。

松下奈緒は演じる青柳遥について「さっぱりしていて、物事に対してすごく熱く、一生懸命走る人」と説明し、「女性の視聴者の皆さんにもスカッとしていただきたい」とメッセージを送った。

「大追跡～警視庁SSBC強行犯係～」は、従来の刑事ドラマとは異なる現代捜査の最前線を舞台とした意欲作。デジタル時代の捜査手法と人間ドラマを織り交ぜた新感覚の刑事エンターテインメントとして注目される。

初回は拡大放送で、7月9日水曜よる9時からテレビ朝日系で放送開始予定である。