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リゾ、ビヨンセのコンサートが救いに。訴訟によるうつ状態から「生きる価値がある」と再起を語る


グラミー賞受賞アーティストであるリゾが、元ダンサーらから起こされた訴訟問題により深刻なうつ状態にあったこと、そして、その苦境から救ってくれたのがビヨンセのコンサートであったことを告白した。2025年7月1日に公開された雑誌「Women’s Health」のインタビューで、赤裸々にその胸中を明かしたのである。

 

訴訟問題で直面した精神的危機

 

リゾは2023年、複数の元バックダンサーからセクシャルハラスメントや劣悪な労働環境などを理由に訴訟を起こされた。その後、別のスタイリストチームの元メンバーからも人種差別やいじめがあったとして提訴されている。リゾ側はこれらの疑惑を一貫して強く否定している。

しかし、一連の騒動と世間からの激しい批判は、リゾの精神を深く蝕んだ。インタビューによると、当時は「誰もがあなたを嫌い、ひどい人間だと思っているなら、生きている意味なんてあるのだろうか」と感じるほど追い詰められていたという。

「周りのあらゆる人間、あらゆる経験を疑うようになった。『あれは本物だったのか?』と。非常に偏執的になり、孤立した」と語るリゾは、セラピストとの対話さえも拒絶するほど、すべての人を遠ざけていたことを明かした。

 

人生の転機となったビヨンセのコンサート

 

精神的にどん底の状態にあった2023年、リゾはビヨンセの「ルネッサンス・ツアー」のコンサートに足を運んだ。当初は、観客からブーイングを浴びせられるのではないかと極度の不安を感じていたという。

しかし、現実は全く違った。会場で彼女に気づいた人々は、励ましの言葉をかけてくれたのだ。この予想外の温かい反応が、リゾの心に光を灯した。

「『ワオ、私、死にたくないかもしれない。人生は生きる価値がある』と感じさせてくれた。あれが『OK、メリッサ(リゾの本名)、しっかりして自分の人生を取り戻すんだ』と、私を再始動させるきっかけだった」

この経験が、彼女が自身の人生を取り戻すための「キックスターター」になったと語っている。

 

復活への道のりと今後の活動

 

ビヨンセのコンサートを機に、リゾはフィットネスとメンタルウェルネスの向上に本格的に取り組み始めた。暗闇から抜け出し、より強く、自信に満ちた姿で、近くリリースが予定されているニューアルバム「Love in Real Life」の準備を進めている。

ビヨンセはリゾにとって、単なる憧れの存在ではない。コンサートでは、ビヨンセが楽曲「Break My Soul (The Queens Remix)」の中でリゾの名前をシャウトアウトする場面があり、それを目の当たりにしたリゾは涙を流したという。この出来事について、リゾは自身のInstagramで「いじめが原因でデスティニーズ・チャイルドの曲を聴きながら泣いて眠りについた幼い頃の自分を想っていた。これは名誉なこと。ありがとう、ビヨンセ」と綴っている。

数々の困難を乗り越え、音楽界のアイコンからの力強いエールを胸に、リゾは今、力強い復活を遂げようとしている。

 

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ソース:Lizzo Says Beyonce’s Concert Healed Her Depression After Lawsuits