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ジェームズ・ガン監督作『スーパーマン』、全米オープニング興収1.15億ドル超えか – DCスタジオ新時代の幕開け


DCスタジオとワーナー・ブラザースが贈るジェームズ・ガン監督の待望の新作『スーパーマン』が、全米ボックスオフィスで初週末に1億1500万ドルから1億2000万ドルの興行収入を記録する見込みだ。木曜日の先行上映とIMAX特別上映を合わせたプレビュー興収は2250万ドルと、監督自身のキャリア最高を記録した。

プレビュー興収は好調も、予測は控えめ

公開前のハリウッドの主要な興行予測サービスは1億3000万ドルを予想していたものの、ワーナーとDCは当初1億ドル超えと保守的な予測を立てていた。結果的に、DCとワーナーの予測がより現実的であったようだ。プレビュー興収の好調ぶりとは裏腹に、初週末の最終的な数字は1億1500万ドルから1億2000万ドルのレンジに落ち着くとみられている。しかし、今後の週末の動向次第ではさらなる伸びも期待される。本作への注目度は非常に高く、ドナルド・トランプ前大統領が自身をスーパーマンに見立てたミームをSNSに投稿するなど、社会現象を巻き起こしている。

スーパーヒーロー映画の復調なるか?

本作は、ジェームズ・ガンとピーター・サフランが共同で率いる新生DCスタジオにとって、重要な一歩となる。近年、スーパーヒーロー映画ジャンルは飽和状態にあり、1億ドル超えのオープニングは容易ではない。

しかし、『スーパーマン』は、2024年夏に2億1100万ドルを記録したマーベル・スタジオの『デッドプール&ウルヴァリン』以来、そしてDC映画としては2017年に1億330万ドルを記録した『ワンダーウーマン』以来8年ぶりに1億ドルを突破するスーパーヒーロー映画となる見込みだ。また、2025年公開作品としては、『マインクラフト・ムービー』(1億6280万ドル)、『リロ&スティッチ』(1億4600万ドル)に次いで、3番目に1億ドル超えを達成する作品となる。

現在公開中の『ジュラシック・ワールド:リバース』が公開2週目で3700万ドルを稼ぎ、累計で約2億3000万ドルに達するなど、引き続き競合作品が存在する。

ガン監督のキャリア最高記録とDCの未来

今回2250万ドルのプレビュー興収は、ガン監督のキャリアにおいて最高の数字を記録した。これまでの監督作品では、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が1億4650万ドルの国内オープニングを記録し、その続編である2023年公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は1億1820万ドルでスタートを切っている。

監督兼DCスタジオの共同責任者という異例の立場にあるジェームズ・ガンは、今回の『スーパーマン』を皮切りに、DCユニバースの新たな時代を切り開く。海外市場においても1億ドル以上のオープニングが見込まれており、全世界での好調なスタートが期待される。

過去のスーパーマン作品では、ザック・スナイダー監督の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016年)が1億6600万ドル、単独作品としては『マン・オブ・スティール』(2013年)が1億1600万ドルを記録している。

本作には、デイヴィッド・コレンスウェットがスーパーマン役、レイチェル・ブロズナハンがロイス・レイン役、ニコラス・ホルトがレックス・ルーサー役を務める。さらに、スキラー・ギソンド(ジミー・オルセン)、イザベラ・メルセド(ホークガール)、ベック・ベネット(スティーブ・ロンバード)、ネイサン・フィリオン(ガイ・ガードナー)、アンソニー・キャリガン(メタモルフォ)、エディ・ガテギ(ミスター・テリフィック)といった豪華キャストが脇を固める。

2022年11月にガンとサフランがDCスタジオの指揮を執って以来、初のDC映画作品となる『スーパーマン』。今後、HBOの「グリーン・ランタン」シリーズ『ランタンズ』や、2026年公開予定の『スーパーガール』映画など、DCスタジオの今後のプロジェクトにも注目が集まる。

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