日本を代表するアニメーターであり、その唯一無二の作風から「鬼才」と称される梅津泰臣氏のイラスト集『Unfinished 梅津泰臣アニメーションワークス』が、2025年8月25日に玄光社より刊行されることが決定した。本書は、梅津氏のキャリアを網羅するファン待望の一冊である。
✨新刊情報✨
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稀代のアニメーター&監督・梅津泰臣の
原画やコンテ、イラストなど厳選収録📖
\新刊📕8/25 発売
『Unfinished 梅津泰臣アニメーションワークス』『それでも町は廻っている』や『文豪ストレイドッグス』、『刀剣乱舞… pic.twitter.com/hE3SVPHyMc
— 株式会社 玄光社 (@genkosha) July 14, 2025
稀代のアニメーター・梅津泰臣とは
梅津泰臣氏は、アニメーターおよびアニメーション監督として、国内外で高い評価を得ているクリエイターである。特に、自ら原作やキャラクターデザインも手がけたOVA作品『A KITE』(1998年)や『MEZZO FORTE』(2000年)は、その代名詞的な存在だ。
過激でスタイリッシュなバイオレンス描写、卓越した作画技術、そして観る者を引き込む巧みな演出力は、他の追随を許さない独特の世界観を構築。その才能は、多くのアニメファンやクリエイターに衝撃を与え続けてきた。
監督作からOP/EDまで、貴重な資料を厳選収録
本書『Unfinished 梅津泰臣アニメーションワークス』には、梅津氏がこれまでに手がけてきた数々の作品から、原画、絵コンテ、版権イラストなどが厳選して収録される。
代表作である『A KITE』や『MEZZO FORTE』はもちろんのこと、『ガリレイドンナ』や『ウィザード・バリスターズ〜弁魔士セシル』といった監督作品の資料も掲載。
さらに、その印象的な映像で大きな話題を呼んだ『それでも町は廻っている』、『文豪ストレイドッグス』、『刀剣乱舞 -花丸-』などのオープニング・エンディングアニメーションの貴重な制作資料も収録される。このほか、キャラクターデザインを担当した『DYNAMIC CHORD』や、キャラクター原案を務めた『刻刻』のイラストも含まれており、多岐にわたる氏の仕事を俯瞰できる内容となっている。
最新監督作『ヴァージン・パンク』のイラストも掲載
本書の大きな目玉の一つとして、2025年6月27日より公開中の最新監督オリジナルアニメーションシリーズ『ヴァージン・パンク』のイラストも収録される。アニメ制作スタジオ・シャフトとタッグを組んだ約10年ぶりの監督作として、すでにアニメファンの間で大きな反響を呼んでいる作品だ。その熱が冷めやらぬ中での刊行は、ファンにとって嬉しい知らせであろう。
創作の秘密に迫る本人インタビューも
本書には、美麗なイラストだけでなく、梅津泰臣氏本人へのインタビューやコメントも掲載される。各作品がどのようにして生み出されたのか、その制作秘話や創作に対する思想に迫る内容は、ファンならずとも必見だ。
スーパーアニメーターとしての技術だけでなく、監督としての演出論など、梅津泰臣というクリエイターの軌跡と本質を深く知ることができる、これ以上ない一冊となりそうである。
書籍情報
- 書名: Unfinished 梅津泰臣アニメーションワークス
- 発売日: 2025年8月25日(月)
- 出版社: 玄光社