[PR]

エミネムの素顔に迫るドキュメンタリー『Stans』、ファンの視点で描くキャリアの軌跡 8月7日より米国で限定公開


「スリム・シェイディ」こと伝説的ラッパー、エミネム(Eminem)のキャリアを追ったドキュメンタリー映画『Stans』が、2025年8月7日から8月10日までの4日間、限定で劇場公開されることが明らかになった。

 

ドキュメンタリー映画『Stans』、世界50カ国で公開へ

本作は、米国では大手シネコンチェーンAMCシアターズの独占配給で、135以上の劇場にて期間限定で上映される。AMCは1日あたり最低2回の上映を予定している。また、ニューヨークのAMC Empire 25では、賞レースへの参加資格を得るため、1週間の特別上映も実施される。

国際配給はTrafalgar Releasingが担当し、米国と同日に世界50の地域、約1,600の劇場で公開が予定されている。日本のファンも劇場で鑑賞できる可能性が高い。

なお、米国での上映は期間限定のため、AMCのサブスクリプションサービス「AMC Stubs A-List」の予約や割引チケットの対象外となる。

 

「スタン」の語源から紐解く、アーティストとファンの関係

 

映画のタイトル『Stans』は、2000年にリリースされ、社会現象を巻き起こしたエミネムのヒット曲「Stan」に由来する。この楽曲は、エミネムに取りつかれた狂信的なファンの悲劇を描いたものであった。

この曲の影響力は絶大で、後に「スタン(stan)」という言葉は「熱狂的で献身的なファン」を意味する単語として定着し、2017年にはオックスフォード英語辞典にも正式に登録された。当初の楽曲が持つ不穏なメッセージとは異なり、現在では愛情を込めた表現として使われることが多い。

本作は、スティーブン・レカート(Steven Leckart)が監督を務め、「世界で最もプライベートなアーティストの一人と、その巨大なパブリックペルソナとの複雑な関係」を、熱心なファンの視点を通して探求する内容となっている。

 

エミネム自らがプロデュース、キャリアの浮き沈みを赤裸々に

 

『Stans』では、再現映像や貴重なアーカイブ映像、そして新たなインタビューを駆使し、エミネムのキャリアにおける栄光と苦悩の双方に深く迫る。

プロデューサーには、エミネム本人(本名:マーシャル・マザーズ)に加え、長年のマネージャーであるポール・ローゼンバーグ、スチュアート・パー、アントワーン・フークアらが名を連ねる。

「Lose Yourself」や「Without Me」、「Love the Way You Lie」など数々のヒット曲でグラミー賞を15回受賞した稀代のアーティストが、自らのキャリアをどのように見つめ、ファンとの関係をどう描くのか。世界中の注目が集まっている。

ソース:Eminem Documentary ‘Stans’ to Release in AMC Theaters for Limited Run