グローバルガールズグループXGが、この4月にCoachella（コーチェラ）でのデビューを果たし、新たな観客にそのダイナミックなパフォーマンススキルを披露した。「私たちは心を込めてパフォーマンスした」と語るメンバーたちの熱い思いが、そのステージに凝縮されていた。
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グローバルポップシーンを牽引するXGの軌跡
3年前にシングル「Tippy Toes」でデビューして以来、XGは世界のポップシーンを牽引してきた。ジュリン、チサ、ヒナタ、ハーヴェイ、ジュリア、マヤ、ココナの7人からなるヒップホップとR&Bをベースにしたこのグループは、その後もラップ色の強い「Woke Up」から、Y2K感のある「Left Right」や「Shooting Star」まで、多様なジャンルに挑戦し続けている。
日本のエンターテインメント企業XGALXによって結成されたXGは、当初からグローバルなファンベースをターゲットとしていた。そしてこの4月、彼女たちはCoachellaでの華々しいデビューという形で、そのグローバルな舞台での存在感をさらに強固なものとした。
念願のCoachellaデビュー：嵐の中での渾身のパフォーマンス
Coachellaでの経験について、メンバーは口々にその感動を語った。
MAYAは、「Coachellaがどれほど素晴らしかったか、まだ信じられない気持ちだ。エネルギーが本当にクレイジーだった」と語り、夢見ていた舞台でのパフォーマンスに感謝の意を表した。多くの「Alphaz（アルファズ）」（XGのファン）が応援に駆けつけてくれたことにも触れ、ファンへの感謝を述べた。
準備期間については、CHISAが「Coachellaは私たちがずっと夢見ていたステージだった。セットリストを共に練り、曲間のトランジションにもこだわった。バンド編成でのパフォーマンスだったため、ステージをゼロから作り上げたようなものだ」と明かした。さらに、新しく「Shinobi」というダンスルーティンや、Coachella専用にMCを再構築したことなど、その入念な準備を語った。「本番では風が想像以上に強かったが、私たちは全力を注ぎ、最高の時間を過ごした」と振り返った。
パフォーマンス中のサプライズについて、COCONAは「『Is This Love』の最中に、観客がライトスティックを振ってくれたり、『Left Right』に合わせて踊ってくれたりした。最前列の多くのAlphazが『XG！』と叫んでくれたことが本当に嬉しかった」と語り、ファンとの一体感を堪能した様子を見せた。
経験から得た学びと進化：「Million Places」に込めたファンへの想い
JURIAは、屋外フェスならではの体験について言及し、「風が強かったため、髪型を工夫する必要があると学んだ。ワールドツアーとは異なる環境でのパフォーマンスは多くの学びを与えてくれた」と語った。
新曲「Million Places」について、JURINは「約1年にわたるワールドツアー中にAlphazと分かち合った大切な瞬間が詰まっている」と説明した。歌詞には、アメリカ訪問やパリでの経験など、実際にメンバーが経験した記憶が反映されており、「この曲はAlphazをワールドツアーの思い出へと連れ戻す、特別な曲になるだろう」と自信を覗かせた。
ワールドツアーで深まった絆と未来への展望
ワールドツアーでの経験について、HINATAは「ステージを共に作り上げる中で、責任感が深まり、メンバー間の絆もさらに強まった」と語った。JURINは、ワールドツアーやCoachellaでのパフォーマンスがデビュー以来の夢であったことに触れ、「練習生時代の困難を共に乗り越えてきたことを思い出す。小さな瞬間が私たちを幸せにし、これらの経験がいかに貴重であるかを実感している」と語った。
今後の目標について、HARVEYは「チームとしても個人としても、達成したい目標はたくさんある。最も重要なのは、毎日自分たちが楽しんで活動することだ」と語った。そして、グループとしての最大の目標として、Super Bowlでのパフォーマンスを挙げた。
XGの音楽的アイデンティティについて、CHISAは「宇宙が私たちのアイデンティティの核だ。『宇宙へ向かおう』と常に言っているように、宇宙は無限であり、不可能なことはない。私たちの音楽は無限の可能性を体現している」と語り、グループの持つ哲学を表現した。
Coachellaやワールドツアーでファンと直接会えたことについて、MAYAは「多くのAlphazが私たちのコンサートに足を運び、音楽を楽しんでくれるのを見るのは最高の気分だった。Alphazはとても可愛らしく、最高のエネルギーを持っている。私たちはこのワールドツアーを通して、切っても切り離せない関係を築いたと感じている」と述べ、「Million Places」がこの特別な絆を歌った曲であることを強調した。