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【映画興行収入】『スーパーマン』が全世界で4億ドル突破、『ジュラシック・ワールド』新作は6.5億ドルに迫る大ヒット


公開2週目を迎えたワーナー・ブラザース/DCスタジオの新作『スーパーマン』が全世界の興行収入で首位を維持し、その勢いが続いている。一方、ユニバーサルの『ジュラシック・ワールド/リバース』も驚異的なヒットを記録しており、夏の映画シーズンを代表する2大作品が興行を牽引している。

 

『スーパーマン』が全世界興収4億ドルを突破、DCユニバースの未来を担う

デヴィッド・コレンスウェットが新たな鋼鉄の男を演じる『スーパーマン』は、公開2週目にして全世界興行収入が$4億600万ドルに達した。

その内訳は、北米市場で1億7180万ドルである。公開2週目の週末における海外興収は$4520万ドルで、関係者の予想をやや下回る結果となった。しかし、本作はワーナー・ブラザース傘下のDCスタジオが展開する新ユニバースの幕開けを飾る重要な作品であり、世界的な成功が不可欠とされている。

今後、このユニバースからは『スーパーガール』と『クレイフェイス』(共に2026年公開予定)といったスピンオフ作品や、新作『ワンダーウーマン』の製作も控えている。来週末にはディズニー/マーベルの新作『ファンタスティック・フォー』が公開を控えており、『スーパーマン』は厳しい競争に直面することになるだろう。

 

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』も絶好調、全世界興収6.5億ドル目前に

ユニバーサル・ピクチャーズが手掛ける『ジュラシック・ワールド/復活の大地』もまた、大ヒットを記録している。公開3週目の週末に海外82市場で3億7100万ドル、全世界興収は$6億4700万ドルに達した。

スカーレット・ヨハンソン、ジョナサン・ベイリー、マハーシャラ・アリら新キャストを迎えた本作は、今年公開されたハリウッド映画の中で興行収入10億800万ドル、『A Minecraft Movie』の$9億5500万ドル)

クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードが主演した前作の三部作が、それぞれ全世界で$10億ドル以上を記録したことを考えると、本作にも同様の成功が期待されている。

 

新作アニメ『Smurf』は苦戦、全世界オープニング興収3600万ドル

今週公開された新作では、パラマウント製作のアニメミュージカル『Smurf』が58の市場で1100万ドルと合わせて、全世界でのオープニング興収は$3600万ドルとなった。

製作費$5800万ドルに対しては物足りないスタートであり、映画単体でのシリーズ化は厳しいかもしれないが、関連商品の売上を押し上げる効果は期待される。主な興行収入国はフランス($370万ドル)、イギリス($170万ドル)、ブラジル($160万ドル)などである。声優陣にはスマーフェット役のリアーナをはじめ、ジェームズ・コーデン、ニック・オファーマン、ナターシャ・リオン、サンドラ・オー、オクタヴィア・スペンサー、ジョン・グッドマンらが名を連ねる。

 

R指定スラッシャー続編『ラストサマー』、堅実なスタートを切る

もう一つの新作、ソニー・ピクチャーズのR指定スラッシャー続編『I Know What You Did Last Summer(原題)』は、58市場で1300万ドルのオープニング興収と合わせ、全世界では$2460万ドルでのスタートとなった。

1998年のオリジナル版のスターであるフレディ・プリンゼ・ジュニアとジェニファー・ラブ・ヒューイットが復帰し、マデリン・クラインやチェイス・スイ・ワンダースといった新世代キャストと共演している。往年のファンへの訴求力はスタジオの期待ほどではなかったものの、製作費が$1800万ドルと控えめであるため、利益を確保するハードルは高くないと見られている。

 

Apple製作『F1:』が4.5億ドル突破、記録的な大ヒットに

その他の作品では、Apple製作の『F1』が全世界興収2億5000万ドルの本作は、これまでに海外で4億6080万ドルという巨額を稼ぎ出している。

この海外興収だけでも、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(全世界興収2億2100万ドル)といったAppleの過去の劇場公開作品の全世界興収を上回っている。これは、大人向けオリジナル大作としての偉業であると同時に、主演のブラッド・ピットのスターパワーとF1というモータースポーツの世界的な人気を証明する結果となった。