[PR]

ジョニー・デップが「ハイド氏」に!リドリー・スコット製作の新作グラフィックノベル『Hyde』でキャラクター共同制作


俳優ジョニー・デップが、新たなプロジェクトとしてグラフィックノベルシリーズ『Hyde』に参加することが明らかになった。映画監督のリドリー・スコット、制作会社メカニカル・ケーキとタッグを組み、デップは自身の肖像を主人公「ハイド氏」に提供、キャラクター制作にも深く関与する。

 

ジョニー・デップが自身の肖像で「ハイド氏」を怪演

『Hyde』は、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの古典的名作『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』を基にした新しいグラフィックノベルシリーズである。デップ、スコット、そしてメカニカル・ケーキが共同で権利を所有し、今年のハロウィンに第1弾が発売される予定だ。

最大の特徴は、主人公であるハイド氏のキャラクターにジョニー・デップ本人の肖像が使用される点である。デップはキャラクターの外見だけでなく、その人物像を形成するあらゆる側面において制作に携わるという。

デップは声明で次のように語っている。「ロバート・ルイス・スティーヴンソンの傑作の世界観の中に身を置き、リドリー・スコットのビジョンに迎え入れられるとは…そして、探求する機会を得られたことは、私にとって驚きだ。リドリーのような巨匠からこのような信頼を得られたことは、狂気的であり、そして美しい」

 

物語はジキル博士に勝利した後のダークな世界

本作の物語は、ハイド氏が自身のもう一つの人格であるジキル博士に完全に打ち勝った後の世界を描く。公式の発表によれば、ハイドは「抑制から解放され、その邪悪な傾向を何のためらいもなく自由に探求する」存在となる。ロンドンの下水道に身を潜め、特殊な薬を用いて他の人々を自分と同じ「ハイド」に変えていくという、ダークでスリリングな物語が展開される。

 

リドリー・スコットら豪華製作陣が集結

このプロジェクトは、メカニカル・ケーキ社のCEOであるジェシー・ネグロンによって企画された。ネグロンはジョー・マツモトと共に2巻にわたるシリーズの脚本を手がける。編集はデイヴ・エリオット、作画はゲイリー・アースキンとクリス・ウェストンが担当する。

リドリー・スコットは、この企画のポスター案を含むプレゼンテーションに対し、「考えるまでもない!」と即座に快諾したと伝えられている。

ネグロンは、「これは、作り手から読者へ、間にフィルターを挟むことなく直接届けられるスタジオレベルのプロジェクトを構築する素晴らしい機会だ。『Hyde』は、メカニカル・ケーキが手掛ける全ての作品同様、良い意味で少し常軌を逸している」と自信を見せた。

 

サンディエゴ・コミコンで詳細発表へ

『Hyde』は、今週木曜日に開催されるサンディエゴ・コミコンのパネルディスカッション「『Hyde』: グラフィックノベルと映画の世界が衝突する時」でお披露目される予定だ。パネルにはネグロンをはじめとする制作陣が登壇し、プロジェクトの詳細について語る。

リドリー・スコットの制作会社スコット・フリーは、メカニカル・ケーキと他にもSFクライムドラマ『Modville』や北欧戦争物語『Nick』といった2つのグラフィックノベルで協業しており、今後の展開からも目が離せない。

ソース:Johnny Depp Joins ‘Hyde’ Graphic Novel With Ridley Scott, Mechanical Cake