世界的な歌姫ビヨンセが、自身の「カウボーイ・カーター」ツアーの最終公演で、伝説のガールズグループ「デスティニーズ・チャイルド」のサプライズ再結成を実現させた。2018年のコーチェラ・フェスティバル以来、約7年ぶりとなる奇跡の共演に、ラスベガスの会場は熱狂の渦に包まれた。
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鳴り響いたヒット曲メドレーに会場が熱狂
ツアー最終日の終盤、ビヨンセ、ケリー・ローランド、ミシェル・ウィリアムズの3人がステージに揃って登場すると、観客からは割れんばかりの歓声が上がった。
このサプライズは、ショーが40曲目に差しかかった頃に起こった。3人はまず、2004年のヒット曲「」を披露。続いてビヨンセの楽曲「」では、SNSでも話題となった「ミュート・チャレンジ」を完璧にこなし、会場を一体化させた。約4分間にわたる圧巻のステージは、彼女たちの代表曲である「」で締めくくられ、観客の興奮は最高潮に達した。
ビヨンセは「デスティニーズ・チャイルドよ」と力強く一言だけ紹介し、伝説のグループの復活をファンに告げた。
7年ぶりのステージ共演とその背景
デスティニーズ・チャイルドがステージで再結成したのは、ビヨンセがヘッドライナーを務めた2018年のコーチェラ・フェスティバル以来となる。2005年の解散ツアー以降、グループとしての活動はごく僅かであり、今回の再結成は極めて貴重な機会となった。
メンバー間の友情は解散後も続いており、今年1月にはローランドの夫の誕生日パーティーで3人が集まったり、ビヨンセのコンサートフィルムのプレミアに元メンバー全員が顔を揃えたりするなど、プライベートでの交流は続いていた。こうした背景からファンの間では再結成への期待が高まっていたが、ツアー32公演目となる最終日でついにその夢が実現した形だ。
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シャブージー、ジェイ・Zも登場した豪華な最終日
この日の公演は、デスティニーズ・チャイルドの登場だけでは終わらなかった。
アルバム「」で共演した新星シャブージーもステージに登場し、デュエット曲「」を披露。シャブージーが着用していた星条旗デザインのパンツは、かつてデスティニーズ・チャイルドが披露した衣装を彷彿とさせるもので、ファンを喜ばせた。
さらに、ビヨンセの夫であるジェイ・Zも登場し、「」などをパフォーマンス。ツアーのフィナーレにふさわしい、豪華ゲストが次々と登場する忘れられない一夜となった。