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映画『ヒート2』製作、Amazon傘下で本格始動!主演候補にディカプリオの名も浮上、監督はマイケル・マン


1995年に公開され、今なおクライムアクション映画の金字塔として語り継がれる『ヒート』。その待望の続編となる映画『ヒート2』の製作が、ワーナー・ブラザースからAmazon MGM Studios傘下のユナイテッド・アーティスツ(UA)へと製作会社を移し、本格的に始動したことが明らかになったとハリウッドレポーターが報じている。

監督は前作に引き続きマイケル・マンが務め、主演候補にはレオナルド・ディカプリオの名前が挙がっている。

製作はユナイテッド・アーティスツへ、強力なプロデューサー陣が集結

『ヒート2』の企画は、当初ワーナー・ブラザースのもとで進められていた。しかし、マイケル・マン監督側と製作費を巡って合意に至らず、プロジェクトは一時停滞。8月に他のスタジオへ企画が持ち込まれる形となっていた。

関係者によると、複数のスタジオによる争奪戦の末、Amazon MGM Studios傘下のユナイテッド・アーティスツが製作権を獲得する見込み。

さらに、プロデューサーとして『トップガン』シリーズや『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで知られる大物プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと、Netflixの映画部門を率いたスコット・ステューバーが新たに参加。マイケル・マン監督、ニック・ネスビットと共に、この壮大なプロジェクトを強力に推進していく。

主演候補にレオナルド・ディカプリオ、豪華キャストの噂も

本作には多くのAリスト俳優が関心を示しており、主演候補としてレオナルド・ディカプリオが出演交渉中であると報じられている。ロバート・デ・ニーロが演じたニール・マッコーリーの若き日を演じるのではないかと見られている。

その他にも、オースティン・バトラー、アダム・ドライバー、ブラッドリー・クーパーといった実力派俳優の名前が挙がっているが、現時点で正式なオファーや契約には至っていない。しかし、これほどの名優たちが候補に挙がっていること自体が、本作への期待の高さを物語っている。

物語は前日譚と後日譚が交錯する壮大なスケールに

映画の原作となるのは、マン監督がメグ・ガーディナーと共著し、2022年に発表されニューヨーク・タイムズのベストセラー1位を獲得した小説『Heat 2』である。

物語は、1995年の映画で描かれた出来事の前と後の両方を描く、前日譚(プリクエル)と後日譚(シークエル)を兼ねた壮大な構成となっている。

  • 前日譚: 若き日のニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)と彼のクルーが、シカゴやラスベガスで大胆不敵な強盗を繰り広げる姿が描かれる。
  • 後日譚: 前作の銃撃戦を生き延びたクリス・シヘリス(ヴァル・キルマー)が、南米の無法地帯へ逃亡し、かつての恋人との再会を求めて数年にわたる逃亡生活を送る様が追われる。

さらに、前作には登場しなかった、より残忍で冷酷な新たな悪役オーティス・ワーデルも登場し、物語に新たな緊張感をもたらす。

映画史に残る傑作『ヒート』とは

1995年に公開された『ヒート』は、アル・パチーノ演じる執念の刑事ヴィンセント・ハナと、ロバート・デ・ニーロ演じる孤高のプロ強盗ニール・マッコーリーの対決を軸に、男たちの生き様とプライドをリアルかつ重厚に描いた作品である。

特に、パチーノとデ・ニーロという二大俳優が初めて本格的に共演したカフェでのシーンは、映画史に残る名場面として知られている。その後の多くの映画監督やクリエイターに多大な影響を与え、公開から30年近く経った今でも色褪せることのない傑作として評価されている。

製作会社の変更という大きな動きを経て、ついに本格始動する『ヒート2』。映画史に新たな伝説を刻むことになるのか、今後の続報から目が離せない。