俳優のブラッドリー・クーパーが、ワーナー・ブラザース製作の人気シリーズ『オーシャンズ』の前日譚となる新作で、マーゴット・ロビーと共演するために交渉中であることが明らかになった。米メディア『The Hollywood Reporter』が報じた。
豪華キャスト・スタッフが集結する新たな『オーシャンズ』
本作の監督には、『ミナリ』でアカデミー賞監督賞にノミネートされ、『ツイスターズ』の監督も務めるリー・アイザック・チョンが決定している。
プロデューサーは、主演のマーゴット・ロビーが率いる製作会社「LuckyChap」が担当。脚本はキャリー・ソロモンが手掛ける。豪華なキャストと実力派スタッフの集結に、早くも大きな期待が寄せられている。
物語の舞台は1960年代のヨーロッパ
キャリー・ソロモンによる脚本の詳細はまだ固く伏せられている。しかし、このプロジェクトが2022年に初めて発表された際、1960年代のヨーロッパを舞台にしたオリジナルの『オーシャンズ11』の物語になると報じられていた。
一時は、ワーナー・ブラザースの大ヒット作『バービー』でロビーと共演したライアン・ゴズリングも出演交渉を行っていたとされている。
全世界で14億ドル超を記録した人気シリーズ
スティーブン・ソダーバーグ監督による『オーシャンズ11』(2001年)から始まった本シリーズは、ワーナー・ブラザースにとって大きな成功をおさめたフランチャイズの一つである。これまでのシリーズ世界興行収入は累計で14億ドル(約2100億円)を突破している。
ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが主演した三部作は大きな成功を収め、サンドラ・ブロックが主演した女性キャスト版『オーシャンズ8』(2018年)も全世界で約3億ドル(約450億円)の興行収入を記録した。
シリーズはさらなる拡大へ
『オーシャンズ』ユニバースは今後も拡大を続ける。今回の前日譚とは別に、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットがシリーズに復帰する『オーシャンズ14』の企画も進行中である。こちらの監督は、『ブレット・トレイン』や『フォールガイ』で知られるデヴィッド・リーチが務める予定だ。
なお、ブラッドリー・クーパーは、次回作として自身が監督も務めるサーチライト・ピクチャーズの『Is This Thing On?』が控えている。