VTuber事業などを手がける株式会社Brave group(本社:東京都港区、代表取締役:野口 圭登)は2025年11月11日、韓国を代表するIT企業Kakao Corp.(以下、カカオ)の投資専門子会社Kakao Investmentを通じ、カカオと資本業務提携したことを発表した。

目次
提携の背景と目的:日韓IP事業のシナジー創出
Brave groupは『世界に、日本の冒険心を』というパーパスを掲げ、VTuber事業を行うIP Productionをはじめ、IP PlatformやIP Solutionといった関連領域で国内外に事業を展開している。
一方、カカオは韓国最大のコミュニケーションプラットフォーム「カカオトーク」を軸に、Webtoon「カカオページ」や音楽ストリーミング「Melon」など、多様なエンターテインメントプラットフォームを運営している。
今回の提携は、Brave groupが持つIP(知的財産)周辺領域での事業開発力や運営ノウハウと、カカオが持つ韓国市場での豊富な事業知見およびネットワークを融合させることを目的としている。両社は、双方のプラットフォーム事業を中心に、グローバル市場に向けた展開を加速させていく構えである。
両社代表が語る提携の意義
本提携に際し、両社の代表は以下のようにコメントしている。
Kakao Investment Principal Hyochan Choi(Mike)氏 韓国と日本は、エンターテインメントとコンテンツ領域で世界的な存在感を高めている。Brave groupは、バーチャルIPという次世代コンテンツ領域で独自のポジションを築き、IPを“創り、育て、届ける”一貫した事業運営力とグローバル展開力に大きな可能性を感じている。 新規IP開発やメディアミックスが多角的に広がる今、Brave groupとの提携は、カカオのエンターテインメント資産やコンテンツエコシステムと、Brave groupのIP開発・運営力を掛け合わせることで、新しい価値の創出と市場拡張を加速させると考えている。日本と韓国を中心に、未来のエンターテインメントをリードする両社の歩みに注目してほしい。
株式会社Brave group 代表取締役 野口 圭登氏 韓国のエンターテインメントとデジタルコミュニケーションを牽引するカカオ様とパートナーシップを締結できたことを大変光栄に思う。 本提携を通じ、両社の持つ強みとリソースを掛け合わせ、日韓において次世代のエンターテインメントを創出していく。今後の展開に期待してほしい。
Brave groupの事業拡大と採用強化
Brave groupは事業・サービスの多角化とともに組織も拡大しており、2025年11月1日時点での従業員数は425名、グループ会社数は18社にのぼる。
同社は、さらなる事業拡大に向け、引き続き積極的な採用活動を行っている。募集中の職種は、同社採用サイトから確認できる。
関連企業概要
Kakao Corp.
- 設立: 2010年9月
- 代表取締役: Jeong Shin-ah
- 所在地: 166, Pangyoyeok-ro, Bundang-gu, Seongnam-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
- 事業内容: 総合インターネットサービスおよびプラットフォーム事業 (KakaoTalk, コンテンツ, モビリティ, フィンテック 、AI、コマース等)
Kakao Investment Co., Ltd.
- 設立: 2017年4月5日
- 代表取締役: Do Young Kim
- 所在地: 9F-B, 166, Pangyoyeok-ro, Bundang-gu, Seongnam-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
- 事業内容: 有望な技術やサービスを持つ企業への投資及び支援
株式会社Brave group
- 設立: 2017年10月11日
- 代表者名: 代表取締役 野口 圭登
- 所在地: 東京都港区芝4-1-28 PMO田町Ⅲ8階
- 事業内容: IP Production/IP Platform/IP Solution/Incubation
- 公式サイト: https://bravegroup.co.jp/
