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【米・プレッティ氏銃殺事件】オバマ氏「国家への警鐘」と警告、トランプ氏はWH工事停止に激怒──深まる分断


米国におけるアレックス・プレッティ氏の銃殺事件を巡り、バラク・オバマ元大統領とドナルド・トランプ大統領(前大統領)の反応が鮮明な対比を見せている。連邦捜査官による発砲でプレッティ氏が死亡した事件は、当初のトランプ政権側の説明と食い違う現場映像が公開されたことで、全米に激しい怒りと混乱を巻き起こしている。

​この事態に対し、オバマ氏は「悲劇的な警鐘」であると深刻な懸念を表明した一方、トランプ氏はホワイトハウスの改修工事を巡る訴訟問題に多くの言及を費やし、ミネソタ州当局への批判を強めている。

​オバマ元大統領「核心的価値観への攻撃」と強い懸念

​オバマ元大統領はX(旧Twitter)に長文のメッセージを投稿し、プレッティ氏の死を「胸が張り裂けるような悲劇」と表現した。さらに、この事件は「党派に関わらず、すべての米国人にとっての警鐘」であり、「国家としての核心的価値観がますます攻撃に晒されている」と指摘した。

​ミシェル夫人との連名で出された声明の中で、オバマ氏は連邦法執行機関や移民局の捜査官について「困難な仕事に従事している」と理解を示しつつも、次のように釘を刺している。

​「米国人は彼らに対し、合法的かつ説明責任のある方法で職務を遂行することを期待している。公共の安全を確保するためには、州や地元の当局者と『対立』するのではなく、『協力』して働くべきだ」

​オバマ氏は、現在のミネソタ州で起きている事態はその期待とは真逆であるとし、連邦政府の強硬な姿勢を暗に批判した。

​トランプ氏、WH舞踏室建設の「工事停止」に反発

​全米がプレッティ氏の事件に注目する中、トランプ氏は日曜日の朝、ホワイトハウスの新しい「舞踏室(Ballroom)」建設が停止される可能性について警告する長文を投稿した。

​現在、トランプ氏が命じたホワイトハウス東棟(イーストウィング)などの取り壊しに対し、歴史的保存ナショナルトラストが訴訟を起こしており、連邦判事が工事停止命令を検討している最中である。これに対しトランプ氏は、工事の中断は「壊滅的」であると主張した。

​「遅すぎる! なぜこの妨害者やトラブルメーカーたちは、もっと早く根拠のない訴訟を起こさなかったのか? 連邦議会は舞踏室プロジェクトを止めようとはしなかった。ホワイトハウスで行われていることは、米国への『偉大で美しく大きな贈り物』であると誰もが知っていたはずだ」

​トランプ氏は7月時点で、舞踏室の建設は既存の建物に「干渉しない」と説明しており、キャロライン・レビット報道官も東棟は「近代化される」と述べていた。しかし、昨秋の突然の取り壊しは多くの建築・保存団体に衝撃を与えた。

​ミネソタ州知事らを「反乱扇動」と非難

​ホワイトハウスではAmazon MGMスタジオの映画『メラニア(Melania)』の上映会が開催されるなど、事態への対応温度差が指摘されている。

​オバマ氏のメッセージ公開後、トランプ氏はミネアポリスの状況についても投稿を行った。トランプ氏は「ミネソタは、行われてきた大規模な金融詐欺の犯罪的隠蔽工作だ!」と主張。土曜日には、ミネソタ州のティム・ウォルズ知事とミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長、そして民主党を激しく非難していた。

​トランプ氏は、ウォルズ知事とフレイ市長について「尊大で危険、かつ傲慢なレトリックで『反乱(Insurrection)』を扇動している」と書き込み、事件の責任を地方自治体のトップに転嫁する姿勢を鮮明にしている。

ソース https://deadline.com/2026/01/barack-obama-minneapolis-shooting-trump-1236696089/