「神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎」というタイトルの深夜ドラマが始まったので早速第一話を見てみた。なんで見る気になったかというと、全4話と短いし、各エピソードの放送時間も35分と短めなので、たくさん時間をとられずにすむだろうというのに加えて、僕の仕事場である厚木を舞台にしているというのもあった。厚木をフィーチャーする作品なんてなかなかない。最近「いつ恋」のロケを厚木でやっていたりしたのだが、厚木が舞台と銘打っているわけでもなかった。
今回は厚木が舞台となっている。厚木でどんな物語を語るというのか、非常に興味深い。横浜や箱根、鎌倉とか湘南ではなく厚木を選ぶなんて、それだけでなんか捻くれてる感じがする。
最近はそういう場所にスポットをあてるのが一部で流行なのかもしれない。「山田孝之の東京都北区赤羽」などもエッジが効いていた。微妙な街が醸し出すトンガりみたいなものがあるのかもしれない。メジャーでも過疎ってもいない、中途半端なポジションゆえの緩いエッジ感というか。
実際、紹介文からして若干disられている。
道路標識ではよく見かけるが、ほとんどの人は多くを知らないって東京人から見たらそうかもしれないけど。。。
厚木はB級グルメのシロコロホルモンで有名なんですよ。あとゆるキャラのあゆコロちゃんが割とゆるキャラグランプリでは毎年上位なんですよ。で、グランプリの時期になると、順位を落とすまいと市の職員さんたちが必死になって1日1回の投票を訴えてくる、そんな街ですよ。
しかし、厚木で撮影していないことを放送前に知ってしまい若干ショックである。
ドラマ『神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎』主演・松井玲奈「実は厚木では撮影していなくて(笑)」 (music.jpニュース) – Yahoo!ニュース
たしかにエンドクレジット、「千葉県フィルム・コミッション」の名があった。セット撮影以外は千葉で撮影なのね。。。東京挟んで真逆やないか。あつぎフィルム・コミッションは特別協力のクレジットだった。場面設定などの考証は協力したけど、ロケの協力はしなかったのだろうか。ロケシーンは普通の道路のシーンだったし、あれくらいのロケ地は厚木でも簡単に探せそうだけど。。。
まあ良い。作品のレビューをする。
本作の舞台は厚木にある一風変わったランドリーが舞台。厚木なのに茅ヶ崎と名前がついてるのは店長の苗字から取っている。滝藤賢一演じるランドリーの店長と松井玲奈演じる元OLのバイトのをメインキャラクターに、訪れるお客さんとの掛け合いをテンポよく見せていくスタイルのコメディ。監督・脚本・編集は「荒川アンダー ザ ブリッジ」や「大人ドロップ」の飯塚健。お客さんは毎回ゲスト出演のような形で各エピソード限りの登板になるのだろう。第一話は東京03の角田晃広だった。
第一話は、角田晃広演じるお客さんの洗濯物の中身にハンカチサイズのブルマの切れ端を発見した凪と店長が、その真相を問い詰めるという内容。1シチュエーションの舞台劇のような感覚の作品で、長セリフも多い。作品の魅力の中心はこの台詞の掛け合いだろう。面白いのか面白くないのかよくわからないセンスのやり取りを、遠くから眺めてたら面白いみたいな作りになっている。深夜ドラマならではのフリーダム感がたっぷりあって面白い。
ジャージで寝ぐせ頭の松井玲奈もかわいいし、芸達者に囲まれて検討して存在感を発揮している。
視聴継続は確実にする。全話見終わったらまたレビューを書きたいと思う。
今日(3/16)からAmazonのプラム・ビデオをもう配信されるようだ。放送後する配信って便利でいいね。