リアルサウンド映画部に「ONE PIECE FILM GOLD」レビューを書きました。
『ONE PIECE FILM GOLD』が描く世界の複雑さと、ルフィたちのシンプルな輝き｜Real Sound｜リアルサウンド 映画部
アクション、過去２作よりもさらに迫力アップしてて大変おもしろかったです。今回は３D、4DX／MX4Dもあるので、作中それを意識したアトラクション要素も結構あります。
いろいろ思うことはあるんだけど、まずは素直に面白いのと、どんどん複雑な世界観になってきている中、勝利って何かね？という気分になる作品ででもあります。
金のせいで人生狂わされた男を、腕力で叩きのめすだけで勝利と言えるのかどうか。ただルフィたちは自由が欲しいだけなので、金による支配を打倒すればそれは勝利なんだけど、そいういう支配を生んでしまう構造そのものは温存された状態なので。
ただ、ワンピースという作品はまだ終了していないので、その辺りはこれから答えを示してくれるのかなと期待してます。
初日に観に行きましたが、入場者特典が３つもついてきました。「777巻」は映画見る前に読んだ方が面白いかもしれません。敵役のテゾーロの詳細な過去が描かれていて、それを読んでから映画を見ると、より深く楽しめると思います。
時系列的には、ドレスローザ編の後なんですけど、麦わらの一味が全員揃っています。ということはサンジ奪還した後なのかしら。まあ、その辺りの細かいことは「映画はお祭り」なんで気にしない方がいいかな。
(C)尾田栄一郎／2016「ワンピース」製作委員会